O-⑦ 眼 病
「(中略)霊的の眼病も多くあります。之は殆んど蛇の霊で、以前私は其蛇の霊を祀って治したものですが、非常によく治ります。
之は蛇を殺す場合によく頭を潰すので、其際眼をも潰し盲蛇になるので、其死霊が人間に憑ると人間の眼が見えなくなるのです。私は今迄祀って沢山治したのでありますが、今は忙しいのと誰もが出来ない事と迷信視せられる懼れがある等でやめてをります。
以前、鶴を殺した人に鶴の霊が祟って、嘴で眼球を突つかれて失明したといふ話を聞いた事があります。之は事実あるべき事であります。
そうして蛇の祟る場合は、如何いふ訳かといふと、祖先の死霊が霊界で蛇になり一家を守ってゐる。それは家門へ対する執着の為であります。元来蛇は、執着の物質化ともいふべきものであります。それを知らずに殺すと、元来が祖先であり、執着者であるから非常に怒るので、それが子孫へ祟るのであります。そういふ蛇は殆んど青大将で、昔から旧い家の土蔵などによく居りますが、皆それで、之は絶対に殺してはならないものであります。」
(「眼病」療講 S11.7.)
「眼病に霊的原因が相当あるものである。最も多いのは失明の原因が蛇の死霊の憑依による事である。之は如何なる訳かといふに、蛇を殺す場合、多くは、急所として頭脳を打ち或は押潰すのである。それが為、蛇の眼球も共に失明するからそれが憑依する以上盲目となるのである。以前私は、斯様な失明者を治す為、その蛇霊を神霊として祀り、其結果、治癒又は軽快に向ふ場合がよくあったのである。
又、夜盲症があるが、之は一名鳥目といひ鳥霊の憑依であって、鳥類は、夜間は視力がない為見えないのである。次に、色盲は「人間と動物との関係」の項目に説いてあるから省く。」
(「眼病」明医三 S18.10.23)
「眼病にも霊的原因が相当ある。最も多いのは失明の原因が蛇霊の憑依である。それは蛇を殺す場合、多くは急所として頭脳を打砕くから、眼球も共に滅失するので、それが憑依する以上盲目となるのである。其他夜盲症、一名鳥眼は鳥類の霊の憑依であり、色盲は動物が人間に再生せる場合、未だ動物の性能が残存してゐる為である。それに就て人間と動物との関係を次に説いてみよう。
抑々造物主が森罹万象を創造され給ひし時最後に造られたものが人間である。それは凡ゆる生物の特質を綜合して成った、いはば神が造った綜合芸術品である。従而人間には凡ゆる生物即ち鳥獣虫魚に至るまでの一面を保有してゐる事はいふまでもない。
此意味を解り易くする為、人間以外の動物を解剖してみよう。凡ゆる動物はその種別により特質を有ってゐる。例へば馬の性質は従順と勇敢で、音声はハヒフヘホであり、犬は忠実でワヰウヱヲであり、猿は狡猾でカキクケコであり、猫は怠惰横着でナニヌネノであり、鼠は吝嗇でタチツテトであり、牛は遅鈍でマミムメモであり、豚は愚鈍でバビブベボである。鳥類に於ても雀のタチツテト、鴬のハヒフヘホ、カナリヤのパピプペポ、烏のカキクケコ、家鴨のガギグゲゴ等によっても識らるるのである。
従而彼等の物を見る眼も物体の色彩が単一であって、赤青紫黄白等一種又は二種がせいぜいである。色盲の原因も右の理によるのである。」 (「眼病」天 S22.2.5.)
《浄霊》
※ その蛇霊を神霊として祀る