C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

M,精神疾患について
「(中略)人間は他の動物と異なる点は、精神生活がある事である。即ち喜怒哀楽の感情に富み外部からの衝動による感受性の頗る鋭敏であると共に、精神が肉体に与へる所の影響も亦甚だしいものがある。如何なる人と雖も心配や不安のある時の食欲の減少や、顔色憔悴(ショウスイ)、沈黙、憂欝、不眠、頭痛等、種々の現象が起る事は誰もが知る所である。故に是等精神的苦悩が永続するに於て、神経衰弱ともなり、甚だしきは精神病者となる事さへもあるのである。」       (「結核と精神作用」明医一  S17.9.28.)





「(中略)私が扱った幾多の患者の経験によって得たる断案によれば、精神異常者、精神変質者、神経衰弱者等の頭脳に欠陥ある患者は一の例外なく左右孰(イズ)れか一方の頸部淋巴腺及び延髄部に腫脹固結がある事で、それ等患者の心理は常軌を逸し、正当なる判断を下し得ない事である。又常に怒り易き者即ち争ひを好む者は必ず両肩部に固結がある。即ち肩の凝りである。」

 

              (「幸福への道」天  S22.2.5.)





「(中略)今の精神病で血膿が下ったというのは、後頭部の固まりなのです。大体延髄附近です。此処がやっぱり脳の血管を圧迫して、そこで貧血しているために霊が憑るというわけです。ところが今ほとんどの病人は頭が一番多いのです。これはあなた方も知っているでしょう。そのための熱です。


それで頭がぼんやりするとか食欲がないとか元気が出ないというのは、ほとんど後頭部にあります。だから此処にある固まりですが、此処はどっちかが必ず腫れてます。大抵左の方が多いです。それからその次は頚部淋巴腺です。これで大抵な病気はなおります。(中略)


だからまず今言った所をやれば大抵な病気はなおります。延髄が一番目、淋巴腺が二番目、それから三番目は前頭部です。此処を触ってみると熱があります。熱のない人はないので、ほとんどあります。これは此処の中の熱と淋巴腺が影響する熱と両方ありますが、これは熟練しなければ見分けができませんが、大体上面が熱いのと芯から熱いのがありますが、芯から熱いのは前頭部の中からのものです。


それから上面が熱いのは淋巴腺の影響です。それで上面の熱い人なら大抵淋巴腺に熱があります。それから脳天ですが、これは患者をかがまして、できるだけ奥の方をやるのです。それだけやれば体の方は大抵良くなります。まして精神病などはきっとなおります。」

 

               (「御教集22号」  S28.5.6.)





「(中略)それから精神病は頭の病でなく肩と延髄の病気です。その元をはっきり知ると、べつに治し難い病気ではないのです。精神病の人は必ず延髄附近にコブがあります。それを取ればよく眠れるようになって、そうなれば治ります。」

 

               (「御教集23号」  S28.6.26.)





《浄霊》


 延髄が一番目、淋巴腺が二番目、三番目は前頭部、

 

 それから脳天、耳下腺、肩、肩胛骨辺、腎臓

M-① 神経衰弱

 

「(中略)それは、能く物に驚き易い人や、何時も不安状態で、何となく、そはそはしてゐる人とがある。是等は、其魂が弱ってゐるので、外界の衝動に対する抵抗力が、薄いからである。現今非常に多い、神経衰弱といふのは斯ういふ人である。

此原因は、矢張り魂に曇があるから弱るので、斯ういふ人は多く首筋に毒血の凝血が必ずあるので、之を溶解すれば治るのである。之が激しくなれば不眠症を起すのであって全快後も、再発の患(ウレエ)を無くするには観音信仰に入り魂が光に照され曇の生じない様にするのが、最良の方法である。」                            (「病気の本体は魂なり」医講  S10.)




「此病気は一名文化病とも謂ひ、近来非常に多いのであります。症状としては種々あって、不眠、憂欝、疲労、頭重、視力減退、倦怠、眩暈、頭脳朦朧等であります。原因は頸部周囲に水膿溜結し、其為頭脳の血液が欠乏するのでありますから、其水膿溜結を解溶するに従ひ治癒するので、本療法によれば案外治りいいもので、軽症二、三回、重症一ケ月位で全治するのであります。」                     (「神経衰弱」療講  S11.7.)




「(中略)近来最も多い文明病と謂はれる脳神経衰弱は脳貧血の慢性ともいふべきもので、此病気を治癒する方法としては、風邪に罹る事が最も良いのである。何となれば浄化熱によって原因である首の固結が溶解し、喀痰、鼻汁等になって排泄されるからである。」                (「脳疾患」天  S22.2.5)




「(中略)今日最も多いとされてゐる神経衰弱も、脳貧血が原因である事は言ふ迄もない。」   (「脳貧血其他」文創  S27.)




「(中略)それから淋巴腺ですが、此処に熱が出ると前頭部に直ぐ移りますこの熱が前頭部に一番影響するのです。それは此処の毒が前頭部に始終行くのです。だから頭の悪い人は、気が塞いだり、怒りっぽかったり、気持が悪いという事は、皆なそれなのです。ですから、神経衰弱とよく言いますが、これはやっぱりその原因の一番は淋巴腺です。(中略)」   (「御教集24号」S28. 7.16)




「神経衰弱は脳貧血(頸のまわりに毒が溜り血管を圧迫する)首筋、頸腺横に塊あり。気ふさぎ、ひどいのは厭世的になる、ヤケクソになり自殺などする。」      (御講話 未  年月不詳)




「(気管支炎で発熱して頭が病み、熟睡がとれず、肺患の症状を呈し、それが六ケ月後に神経衰弱と変り治療。一日として薬の服用を欠かさなかったが薬効は少しなし。
 治るが、必ず肩から頭に毒がある。耳下腺によく塊がある。頭か首に熱がある。肩から肩胛骨辺に毒のある人もある。」                    (「講話集補」 S24.10.16.)




《浄霊》

 首の周囲(一番は頸部淋巴腺横)、前頭部、脳天、耳下腺、   肩、肩胛骨辺、腎臓