K-③ 猩紅(しょうこう)熱
「此病気は其名の如く、身体一面紅色を呈し、微細な発疹を伴ひ、高熱を発するのであります。原因は、生来保有せる一種の毒血が黴菌に誘発されるのであります。本療法によれば軽症で二、三回、重症で一週間位で容易に全治するのであります。回復期には、皮膚が脱落するのが特徴であります。」
(「其他の疾患 猩紅熱」療講 S11.7.)
「(中略)窒扶斯や猩紅熱、扁桃腺炎の後など、よく腎臓が悪くなると謂ひますが、之は腎臓が悪くなるんではない、ヤハリ病素の洗ひ渣が蛋白となって出るので、非常に結構な事なんで、間もなく治るのであります。之故に蛋白の出るのは決して悪い意味ではないのであります。」 (「腎臓疾患」療講 S11.7.)
「此病気は発熱と同時に、全身又は或部分が紅色を呈し、軽微な発疹をみるのであって、伝染性のものである事は、人の知る所である。原因は、遺伝による血液中の毒素が浄化作用によって、皮膚面へ滲出せんとするのである。伝染は黴菌が浄化作用を誘導するのであるから、伝染する方がよいのである。そうして、生命には別条はないので、自然療法で全治せんとするのである。全治後は浄血になるから健康は増すのである。」 (「猩紅熱」医試 S14.)
「(中略)猩紅熱もヤハリ簡単な病気で、原因は先天性保有毒血が、皮膚から出ようとするもので、一時患部の皮膚は真ッ赤になって、細かい発疹が出る。重いのは全身に迄及ぶが、大抵は局部的か半身位である。之も放っておけば治るが、医療は氷冷や色々の手当をするので、長引いたり危険になったりするのである。此病気は治りかけた時、毛細管から滲出する毒が、乾いて細かい瘡蓋(カサブタ)になり、之が伝染の危険多しとして非常に恐れるが、浄霊によれば二、三日乃至一週間位で全治するのだから問題ではない。」
(「小児病」文創 S27.)
「(生れて間もなく臍から非常に出血・・・)
臍に孔が開いている。生れる前に古血を呑む――それが臍から出たのである。段々古くなると猩紅熱になる。悪露(オロ)は百日咳で出る。」 (「講話集補」 S24.7.23.)
「(11歳になる男子、四歳の頃より腰足が不自由になり、猩紅熱性緊縮性病と診断される・・)
毒が腰と足へ固まったのである。いろいろ手当をした為に治らぬのである。治らなくしている元は腎臓で、特に下半身の悪いのは皆腎臓であるから、その周りを押して塊のある所をやれば大抵治る。効果のない事は絶対にない。」 (「講話集補」 S24.10.16.)
《浄霊》
熱及び固結個所、(頭、頸部、肩、背部、腹部、腎臓)