C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

I-③ 出産に係わるもの        ③-1,不 妊 症
「之は、現在は後屈及び男子の精虫の欠乏などが原因とされてゐますが、勿論、それ等も原因でありませうが、私の観る処では、性器全体の衰弱であると思ひます。此種の患者を診査するに、その殆んどが下腹部が多少膨満し、普通より固結してゐるのであります。

 

 之は水濃が下腹部に溜結してゐる為、常に性器が圧迫され、其活動力が阻害されるから、受胎の活力が欠乏してゐるのであります。故に、治療は此水膿溜結を溶解し、普通人と同一程度の柔軟にする事であります。従而、相当日数を要し、先づ二、三ケ月乃至五、六ケ月を要すると見るべきであります。」 

 

                (「不妊症」療講  S11.7.)




「(中略)不姙症は如何なる原因であるかといふと、全く前項に述べた如く、腎臓萎縮によってホルモンの欠乏となり、ホルモンの欠乏は、性的劣弱化するのであり、それが姙孕力低下の真因である。勿論女性ばかりではない。男性も同一である。特に女性にあっては萎縮腎の為、尿毒が腹膜に固結し、喇叭管を圧迫し又は前屈後屈等、子宮の位置を変移する事によって受胎に支障を及ぼすのである。

 

 右の如くであるから、不感症や夫を忌避する女性等は、悉く萎縮腎の結果である。医学に於て、子宮の発育不全といふのも、勿論、それである。故に、腎臓が健全になれば、必ず姙娠すると共に、夫婦相和し、家庭争議や離婚等の忌はしき問題は著減する事は必然である。(中略)」

 

         (「人口問題と本療法」明医二 S17.9.28)




「又不姙症も右と同一の原因であって、医学で唱ふる如く、喇叭管閉塞の為である。故に昔から、下腹が固い女性は不姙であるとか、又あの婦人は下腹が固くなったから、もう子が出来ないなどとよく謂はれるが、之は真実である。次に、子宮後屈及び前屈症があるが、之は子宮の前部に毒結があれば、その圧迫によって後屈となり、後部のそれは前屈となるのである。之は勿論不姙の原因となるが、本療法によれば短時日に快癒するのである。」 

 

             (「婦人病」明医二  S18.10.5.)




「(結婚後八年で未だ子供に恵まれません。診察によれば「ラッパ管閉塞故手術以外姙娠の見込みなし」との事ですが、・・・

 

 子宮位置の変動、大抵後屈が多い。前屈は滅多にない。臍下に塊がある霊的原因からいふと神の許しがないと子は授からぬ――産土の神死産や早死するのは霊的で、授かっていないのに出来たもので之は信仰によって除る事。」 (「講話集補」 S24.11.18.)




《浄霊》

 

 肩、下腹部(喇叭管周辺)、鼠蹊部、腎臓、