C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

I-② 下半身に関する病気     ②-2,白帯下(こしけ)
「次に、毒血と膿でありますが、之は陰陽の如きものであります。然し、毒血は膿になるが、膿は毒血にはならない。ですから、毒血の浄化されたものが膿で、それは断えずどこかへ溜るので、婦人などは腹部へ溜りやすく、それが自然浄化によって溶解され、白帯下(コシケ)となって出るのであります。

 

 処が、白帯下が出ると、子宮が悪い、内膜が悪いんだと心配しますが、実は白帯下の出る程、結構なのであります。白帯下になって出ない人は、腹膜炎を起したり、足が重くなったり、利かなくなったりするのであります。(中略)」 (「毒血と膿」療講  S11.7)




「此病気は軽重の差別が非常にあるもので、一種の水膿が常に排泄せるものであります。原因は浄化作用に因るもので、世人は病気として恐れますが、之は大変な誤りで「白帯下」がある程結構なのであります。何となれば、それは内臓に発生すべき病気の原因が白帯下によって発生をみずに済むからであると言へるのであります。

 

 此患者を診査するに、必ず腹部全体が膨満してゐるもので、それは取りも不直、白帯下そのものであります。従而、之を溶解すれば一時は排泄の量は増しますが、それによって腹部は漸次縮小し完全に全癒するのであります。治療は相当長時日を要するもので、軽症で一ケ月位、重症で三ケ月位と思へばいいのであります。」

 

                (「白帯下」療講  S11.7.)




「(中略)血液は奇麗の上にも奇麗でなくてはならぬ。奇麗なほど健康によく、又非常に朗かで元気横溢せるは血清らか、血が濁ると人間は元気がない。血清らかなれば循環早く、早ければ身体の活力の熱強く出る。故に寒くない。血の濃い人は身体重く、頭重い。血液奇麗になりつつ一とこへ毒が集り、それが固まりきる。それを出いいやうな薄さにする。それが白帯下、鼻汁、痰等である。化膿とは薄く出易くなる事である。出易い穴をとめるから出難い所から出んとする。」      (「特別講習会御講話」 S15.5.4.)




白帯下は殆んどの婦人にあり、医学は之を不可として種々の治療を行ふが、効果のない事は周知の通りである。医学は子宮が悪いといふが、之は誤りで子宮は全然関係がなく、実際は化膿性腹膜炎の毒素が、緩慢なる浄化によって溶解し、一旦子宮内に滞溜し流下さるるのであるから健康上可であり、放任すれば自然治癒するのである。但し注意すべきは、膣炎、膣痙攣、掻痒症等は白帯下の毒素による刺戟の為である。」     (「婦人病」天  S22.2.5)

 

      (「婦人病」明医二  S17.9.28、文創 S27共類似)




「(中略)それから前頭部の毒は前の方から出るのです。コシケなどになったりするのです。特にコシケなどは多いのです。そこで天地と言いますから、此処(前頭部)を良くすると下の婦人病が良くなるし、此処(股間)を良くすると頭が良くなるというように非常に関連してます(中略)」   (「御教集21号」  S28.4.15)




「(中略)女のコシケというのはごくよいわけです。そのコシケを悪いと思って止めたりするのが今までの医学の考え方ですが、それはとんでもない間違いなのです。そういうようでコシケに出ればよいですが、コシケでなく出るのが困るのです。これはつまり粘膜にカタルを起こしたり、それからシコリのような物が出来たり、それが横の方に来て、股の方に固まって、足が吊ったりする事になるのです。それからお腹がはるのです。それで凡て毒が下に下がって行って、お腹から足にかけて溜まって行くわけです。

 

しかし頭だけでなく、いろいろと胸から下がって、心臓とか肝臓の附近などのも、やっぱり幾分下に下がります。だから下半身の病気というものは凡て毒が下がって溜まるというように思って居れば間違いありません。」      (「御教集22号」  S28.5.6)




「(中略)それから変な話ですが、女のコシケにしてもいろいろあります。それでコシケが溜まった時に熱が出るのです。それで女は下の方に熱が出ると前頭部に反射するのです。この前頭部と陰部は非常に関連してます。だから女で気がふさぐというのは陰部に熱があるのです。そういうのは頭を浄霊すると共に下も浄霊するとずっと良くなります。」      (「御教集24号」  S28.7.15)




「(中略)そうして男の場合は肛門ですが、女は前にもう一つ穴があります。そこで頸から頭の毒が溶けると、下から出るのです。だから女のコシケなども大体頭から下がるのです。他からも下がりますが、それは少ないので、大部分は頭からです。」

 

               (「御教集24号」  S28.7.16)




「(45歳、下り物が月に二回づつあり、腰が痛む・・・

 

 腎臓の尿毒が腰に溜って降りる。(白帯下)必ず腹膜がある。沢山ある。暇がかかる。腎臓を浄霊する。」

 

                (「講話集補」S24.11.16)




《浄霊》

 

 前頭部(頸から頭)、腹部、陰部、腎臓