H-①
腎臓病 ①-4,急性腎炎(急性腎臓病)
「腎臓という機能は、尿の処理機関であるのは誰も知っているが、この病気は初め薬毒が背面腎臓部に溜り固結するので、これが腎臓を圧迫し完全に尿の処理が出来なくなる。即ち萎縮腎である。このため余剰尿は腎臓膜を滲出し、全身に氾濫する。これが浮腫である。
処がこの余剰尿は局部的に固まって種々の病気となる。その中一番多いのが首肩の凝り、頭脳の病、耳、眼、鼻の病が主で、驚くべきは歯槽膿漏の原因もこれであるから、考えたら不潔極まるものである。又右の固結が浄化の為発熱する場合、これを腎臓炎というのである。(中略)」
(「腎臓炎乃至腎臓病」ア救 S28.1.1)
「次に、最も多い病気に腎臓病がある。之は急性と慢性とあるが、世間、腎臓病と称するものは其殆んどが慢性であって、急性は極稀である。急性の症状は、四十度前後の高熱を出し、背面腎臓部の左右両方か又は一方が激痛を伴ふのである。此場合激痛の為、腰を動かす事は不可能で、多くは身体を彎曲させて呻吟してゐる。そうして蛋白は多量に尿と共に排泄さるるのである。之は自然治癒によっても、一二週間にて順調に治癒するのである。」
(「腎臓及び糖尿病」明医二
S17.9.28)
「腎臓病は急性と慢性とあり、(中略)急性は高熱及激烈なる腰痛を伴ひ動くさへ不可能であるが、之は頗る治癒し易いのである。」
(「腎臓及び糖尿病」天 S22.2.5)
「(右側急性腎臓炎、寝たままで動くのも不可能、激痛を訴えたが浄霊で少しずつ足も伸ばせる様に、昨今は腎臓部(右側)に膿が溜り腫れ、右側腰骨の上に固い毒結が骨の様に、浄霊箇所は天庭、肩部、頸部、鼠蹊部、横より腎臓部で、仰けに寝た儘である為背部よりの浄霊は出来ません、・・・)
背部の浄霊は出来ますがね。手を入れて、離さなくても、ぴつたりくつついた儘で、力を入れない様にすれば結構出来るんですがね。そうしなければ駄目です。之は後だからね。(中略)
之は何ですね。相当腎臓に固まつていたのが溶けたんです。溶けて来たんで、やつぱり動くと痛いんですからね。屈曲した儘で――之は腰ですね。尾底骨(ビテイコツ)ですね。之は少しづつ治つていきますからね。そう長くはかゝりませんよ。之は後の方をやらないから、それで長くかゝるんだから、手を突つ込んでそうして力を入れないで、霊を入れるんですから、何でもないですよ。
今度の浄霊は、先と違つてそれが出来るんですから、大したものです。右側の腎臓――之は溶けているんですから非常に結構です。(中略)」 (「御教集4号」 S26.11.8.)
《浄霊》
激痛及び高熱せる方の腰骨の上方凹部、背面及び側面腎臓、