E-⑤ 肛門に関する病気 ⑤-2,痔核及び裂痔(痔出血)
〔痔 核〕
「此病気は、内痔核と外痔核とあって、内痔核は肛門内部へ発生した一種の肉腫であり、外痔核は外部へ露出したそれであります。多少の痛みを伴ふもので、慢性的のものであります。原因は一種の弱性膿結であります。
本療法によれば、相当の時日を要しますが順調に全治するのであります。軽症二、三週間、重症一、二ケ月を要します。」
(「痔核」療講 S11.7.)
「痔核は、外痔核と内痔核とあって、肥満せる人は内痔核が多く、痩せたる人は外痔核が多く、又左右孰れかであって、小は小豆大位より、大は指頭大位であって、之も自然療法によってよく治癒するのである。」 (「痔」医試 S14.)
「次は痔核といって、肛門の淵に疣が出来るものがあるが、之にも内痔核と外痔核とあり、前者は太ってゐる為、後者は痩せてゐる為である。之も放任しておけば、毒が溜るだけ溜って、段々大きくなり、遂に破裂して排毒され治って了ふのである。」
(「下半身の病気と痔疾」文創 S27.)
「(肛門の約一寸程脇に腫物が出来手術、再び腫物が出来今では出血及び膿が出て苦痛・・・)
手術の為である。充分寄らないうちに切ると斯うなる。自然にすればドシドシ集って、孔があいて出る。切ると先の場所へは再び集らぬ。此為に生命をなくす人がある。局部と腎臓を浄霊すれば治る。」 (「講話集補」S24.12.25.)
〔裂 痔(痔出血)〕
「此病気は、一名裂痔とも謂ひ、肛門内部の皮膚が亀裂して出血するので、排便時相当な痛みがあるのであります。原因は、浄化作用に由る毒血が下降して肛門附近に滞溜し、排泄されるのであるから非常にいいのであって毒血が出るだけ出れば、自然に治癒されるのであります。本療法によれば一層速かに全治するので、軽症一週間、重症二週間位であります。」 (「痔出血」療講 S11.7.)
「そうして、痔の出血を世人は恐れるのであるが、これは浄化作用による濁血の排泄であるから、反っていいのである。丁度、赤痢の血便と同様な意味であって、後頭部の重い症状や、首肩の凝りが、痔出血によって治癒する事がよくあるのである。」
(「痔疾患」明医二 S17.9.28)
「(中略)痔出血もよくあるが、之は毒血が肛門から出やうとし、一部に亀裂が生じ、常に排血するので、気持が悪く心配するものだが、本当は結構なのである。何となれば浄化の為の毒血排泄であるから、健康上非常にいいのである。何よりも出血後頭脳の悪い人や、首、肩の凝る人などは、必ず軽快になるものである。従って脳溢血予防にも大いに役立つのである。」
(「下半身の病気と痔疾」文創 S27.)
(「痔」医試 S14.類似)
《浄霊》
頭部、後頭部(後頭部の中央、やゝ上方)、肩、腎臓、
痛む側の鼠蹊部の固結部、患部、