E-③ 胃 病 ③-6,胃 拡
張
(具体的御教え無し)
「一概に胃病と言ふても、その種類としては消化不良、胃痛、胃拡張、胃酸過多、胃下垂、胃潰瘍、胃癌等であり、其原因も種々(イロイロ)であるが、大部分の患者に就て、最初の症状と原因を述べて試(ミ)よふ。
先づ初め、胃の外部即ち心窩部(シンカブ)に、水膿(余が命名)が溜積せられ、其溜積が時日を経るに従ひ、自然に硬化し、夫に胃が圧迫さるるのである。圧迫された胃が漸次縮小をなし、胃の抱擁力が阻害さるる結果、食物の量が減少するのは当然の事である。又、夫が為、胃の運動も少からず、妨げらるるを以て、少量の飲食にても満腹をしたり、少時間にて空腹になり、或は、消化不良を来すのである。
此時の療法としては、其水膿溜結を解消排除すれば、胃は圧迫より脱れるから、胃の容積も還元し、全治するのであるが現在にては、其水膿を除去する方法が、未(イマ)だ発見されないから、止むを得ず、消極的に、胃の方へ向って、消化薬の力を借り、消化を助くる方法を執るのである。故に此初期の際は、胃其物は何等異状がなく、敵は、胃を圧迫する水膿溜結その物であるのである。」
(「胃病」日本医学の建設(二) S10.5.21.)
(一般的医学書より)
(急性と慢性があり、急性は赤痢、肺炎等の急性感染症や糖尿病、肝硬変の慢性疾患、稀には暴飲暴食によっても起ります。胃内の物を大量に吐くようになり、重症が多く、塩素欠乏性尿毒症により、昏睡になり死亡する事がある。慢性は、胃癌、胃、十二指腸潰瘍の為、幽門狭窄を起こした場合で、胃は二次的に拡張する。幽門狭窄症が高度になった為で、嘔吐、衰弱を来たし、上腹部に胃の形状をした膨隆、蠕動亢進を認める事がある。)
《浄霊》
肩、背面胃部回り(背中の両側、肋骨末端部)、横からも、腎臓