D-⑧ 肺 壊 疽
「(中略)元来、結核とは膿の溜結が時日の経過によって頑固性になった為であって、斯ふなった膿は終に腐敗状になるのである。其腐敗膿に黴菌が自然発生するのである。(中略)新しい膿は臭気がなく、古くなるに従って臭気が増すので、其最も甚しいのが肺壊疽の膿である。」 (「肺結核を作る医療」 S11.5.25.)
「(中略)肺壊疽、肺臓癌、粟粒結核等は、稀な病気ですが、悪質であります。初期なら全治するが、二期以上は先づ不治と見なければならないのであります。」 (「肺結核及び喘息」療講 S11.7.)
「肋膜の水が安静等の為外へ出ず固まる、それが或時期に浄化がおこり肺へ滲み込む、それを湿布などして固める。それが肺壊疽、癌などになる。」 (特別講習会御講話 S15.11.9)
「(中略)肺壊疽に就て説明する。之は肺の近接部又は、肺の内部に腫物が出来るので、症状は発熱、膿の如き喀痰又は血痰、痛苦、呼吸逼迫等が重である。之も自然治癒によって腫物の膿又は毒血、漸次排泄されて完全に治癒するものである。此際医療は凡ゆる浄化作用停止を行ふ為に、多くは慢性となり、衰弱死に到るのである。(中略)」 (「肺病(二)」医試 S14.)
「(中略)先に肺壊疽の若い男を治した事がある。之は右の股をやって治った。探ってみると意外な所に固ってるものである。」
(「丸の内中央亭御講話」 S16.9.11.)
「(中略)肺壊疽は肺に「おでき」が出来るのです。だから治りいゝが痰に血膿が出ます。壊疽の原因は大体背中に多く、発熱し、圧すと痛みがあります。「おでき」の出来る位置は大体肺の外部が多い。壊疽は薬毒のためです。」(「御光話録2号」S23.12.18.)
「肺壊疽は肺の内部から外部へかけての腫物であり、(中略)」
(「結核の病原」医革 S28.)
「肺壊疽は肺膜附近に腫物が生ずるので、多くは最初肺膜の外部に出来、漸次腫脹し肺臓内にまで侵入する。この病気は吾々の方では簡単に治癒される、其場合患者は必ず血膿の悪臭ある多量の吐痰をするが、之は腫物が開孔又は破裂し血膿が出るので腫物の場合と同様である。」 (「結核の原因」自叢一 S24.6.25)
「壊疽は背中が多い。(血膿)(中略)肺壊疽は、治りいい。」
(「講話集補」S23.12.18.)
「(中略)肺壊疸とは肺臓の肺膜の中間に腫物が出来るので、放置しておけば腫れるだけ腫れて自然に穴が穿き、多量の血膿が痰となって出て全治するのである。之も浄化の一種であるが、医学は浄化停止をするので仲々治らない。遂に不結果に終るのである。」
(「肺患と薬毒」結革 S26.8.15)
(「肺患と薬毒」文創 S27と類似)
《浄霊》 肩、背面肺部(肺臓と肺膜の中間) 及びその発熱部、
胸部の痛む所、