C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

C-⑤ 弁 膜 症
「又心臓部の肋骨に水膿が固結し、其附近に水膿がある場合があります。そうすると、微熱を持ったり、多少の圧迫もあるから、そういふ人は少し何かすると、直ちに鼓動が激しくなる。之が心臓弁膜症と間違へられるので、此例は割合多いのであります。之は簡単に治るのであります。(中略)


弁膜症は治らぬとしてありますが、実に簡単に治るのであります。が、是等の患者は謂はば擬似弁膜症で、それは全く心臓に何等異状がないからであります。


 心臓弁膜症でも、脈搏に異常が無ければ容易に治るのであります。それは大抵喘息の膿の為か又は肋骨の為と思へば間違ひありません。然し本当の弁膜症はあります。それは心臓狭心症に因るのと不時衝動の為とであります。(中略)


 原因としては、水膿溜結が心臓部に出来、心臓を極度に圧迫する為で、其結果弁膜の運動が阻害されるからであります。之は絶対治らぬとされております。そうして鼓動が不正になるので、之が本当の心臓弁膜症で、偶にしかない病気であります。


 も一つは、高所から落ちたり、或は胸を打つとか、そういふ大きな衝動によって心臓に打撃を与へる。それが為弁膜症となり、脈搏不正になるのであります。


 又非常な大酒飲みで、酒の為に常に心臓が刺戟を受け、肥大となって故障を起す。そういふ原因によって起る事もあります。


 も一つはバセドー氏病の末期に、脈搏不正となる事もあります。本当の弁膜症は非常に治り難いのであります。唯以上の内、衝撃に因る場合は治りいいので、之は打ちすてておいても、何年か経つと自然に治るのであります。水膿溜結による弁膜症でも、気永にやれば必ず治るんであります。酒の為になったのは、酒を罷めて気永にやれば治るのであります。(中略)


 唯狭心症の結果、弁膜症になったのは一番困難であります。之は最もひどく打撃を与へられるからであります。」

 

              (「下巻(三)」療講  S11.7.)




症状は動悸、心臓部圧迫感、脈搏不正等である。原因は狭心症と同様であって、唯心臓周囲の毒素溜結が軽度であるからである。然し、弁膜症といはるる患者で、実際弁膜症でないので、誤診が多いのである。それは、如何いふ訳かといふと、心臓に近い部の肋骨に毒素溜結し、その浄化作用の微熱によって心臓が昂奮するのである。恰度、入浴時動悸が高くなると同じ理由である。心臓が悪いといふ患者の九十%位は、此種の原因であるから、寧ろ旺んに運動して浄化作用を起させれば速く治るのである。」

 

                 (「弁膜症」医試  S14.)




弁膜症は、重症は狭心症と同一の原因であるが、ただ狭心症よりも、第一浄化作用が緩慢であるから、激烈な苦痛はないので、心悸亢進(シンキコウシン)、脈搏不正、軽度の呼吸逼迫(ヒッパク)等が重なる症状である。又軽症は心臓附近の前後の肋骨部又は横隔膜辺に溜結せる毒素が、浄化作用による微熱の為に心臓を亢奮(コウフン)させるのである。」      (「心臓病及び高血圧」明医二  S17.9.28)

 

  (「心臓及び高血圧」天  S22.2.5、ア救  S28.1.1、医革S28.類似)




「之は少ない病気だが、心臓が元で脳に影響する症状である。それは心臓弁膜症などある人が、一寸した事で動悸と共に眩暈が起るので、之は何が為かといふと、心臓の周囲即ち胸部、横腹、肩胛骨下部等に固結のある場合、それに浄化微熱が発るので、心臓が昂奮し、頭脳に反射するからである。」

 

               (「其他のもの」文創 S27.)




「(肥満し始め、非常に疲れ易く、息切れが激しく心臓弁膜症と診断・・・

 

 御浄霊を続けてればよくなりますよ。特に腎臓ですね。つまり小便が体中に溜ったんですからね。心臓弁膜症ってのは大抵この毒が心臓を圧迫してるんだし、息切れってのは心臓と肺が圧迫されるためそうなるんですからね。そして急にそういふ水気――浮腫ですね、之が起ると肺の抵抗力がないから特に苦しいんですよ。」

 

                 (「御光話録6号」S24.3.)




「(心臓弁膜症の原因・・・

 

 こんなの訳はない。これは心臓の周りに毒があって固まらうとする、その固まる時に苦しむんです。それともう一つの場合は、心臓の周りの毒が浄化して熱を出す為、その熱にあおられてなるんですよ。それから、偶にはおなかの浄化による事もありますね。


大体臍の上下に固まりがあり、その浄化熱が心臓に影響するんです。心臓の表裏とおなかと、おなかの元は腎臓だから腎臓もよくやる事ですね。それから狭心症って病気がありますがね、あれは肩をやると屹度治りますよ。肩の凝りから来るんですからね。」

 

               (「御光話録19号」S25.3.3.)




「心臓弁膜症なんて訳はないんです。之は、心臓の廻りに薬毒が固まつて、心臓を圧迫するんです之は少しやれば直き治つちやう。」

 

               (「御教集1号」 S26.8.25.)




「(医師は生れつきの心臓弁膜症と言うが・・・

 

 心臓周囲の毒が心臓を圧迫している。腎臓により肥満の場合もある。脈搏が異常を来してる。強く圧迫したのが狭心症、弱いのを弁膜症といふ。」           (「講補」S24.2.16.)




「(体が次第に肥満し心臓弁膜症に、・・・

 

 浄霊を続ければ段々よくなる。腎臓をよくする。尿が溜ったもので、弁膜症は心臓が圧迫されたもので、息切れは心臓圧迫の為である。肺を圧迫される為心臓を圧迫されるのである。急に浮腫が起ると、肺の抵抗力がないからよけい苦しむ。


豚みたいな女学生が多いが、之は水気によるので、尿が腎臓の周りへ溜り、腎臓を圧迫し、身体中へ廻る。それが固まってゆくのである。そして固太りとなる。結局腹膜になる。誰でも腹膜は悪い。相撲取りなど皆之である。尿には薬毒が多い。浄霊は腎、背中、腰である。」            (「講話集補」S24.3.16.)




「心臓弁膜症でも狭心症でも何でもない。肩をする。心臓周の毒が固まる時圧迫する。又、浄化熱の為心臓を煽る場合もある。臍の上下の浄化熱は心臓へ影響する。それだけで治る。」

 

                  (講話集補  S25.3.3)




《浄霊》 肩、心臓附近の前後横の肋骨部又は横隔膜辺、

 

     肩甲間部、臍の上下の固結、腎臓、


     その他として腹部、腰も確認