C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

B-③ 耳 病                          ③-4,聾 耳 〔耳が聞こえない〕
「(中略)は、中耳炎などの為に自然的に鼓膜が破れたのと、手術などで人為的に破ったのとあります。又其鼓膜の破れ具合によって、軽い重いがあります。然し鼓膜はなくとも相当に聞えるものであります。中には、鼓膜は何とも異常がなくて聞えぬのがありますが、之は実は霊的であります。(中略)


 聾は木龍の憑依が多く、そういふのは鼓膜が何ともなく、耳には何等異常が無いのに聞えないのであります。木龍の憑いた為の聾はなかなか治り難い。之は正しい信仰によって善徳を積むより方法は無いので、其功徳によって治るのであります。


 肩が凝ったり、首筋が凝ったりするのを治してゐる内に、今迄聞えなかった耳が聞えて来る事がよくあります。之は頸腺から耳へ水膿が入り、固結したのが溶解されるから治るのであります。ですから聾耳は先づ治療してみなければ判らないので、従而、治療日数は最初から言明出来ないのであります。」

 

                  (「耳病」療講 S11.7.)




「次に聾耳は、先天的と後天的とあり、又、病的と霊的との区別がある。霊的の方は後に説く事とするが、病的だけを説いてみよう。之は然毒が耳下腺から内耳へかけ、聴感神経部に固結して、その神経機能を抑圧し、無力にするので、これは非常に治り難いのである。然し、固結の強弱と、固結部の位置によって治り易いのと治り難いとの差別がある。


ここに注意すべきは、医療に於ては欧氏管通風をよく行ふが、これは非常に危険である。此方法で、軽微の聾耳が全聾になった例を、稀にみるのである。そうして之は、如何に治療しても聊かの効果もなかったのである。(中略)」

 

 (「耳鼻疾患」明医二 S17.9.28 「耳鼻咽喉疾患」天 S22.2.5も類似)




「(中略)聾耳(ツンボ)の原因である。これは頭に溜っている毒素が、職業柄長い間耳に神経を集中する為、鼓膜と聴感神経との間に、毒素が少しずつ溜り固まったものであって、浄霊によれば訳なく治る性質のものである。」(「ベートーヴェン」 S28.6.24.)




「(中略)聞えないと云うのは、膿が固まつているんです。集つて固まるんです。だから、聞えない方を浄霊するんです。淋巴腺の方からやつた方がいいですね。淋巴腺には肩の方から来て、それは腎臓の方から来ている。兎に角淋巴腺が一番肝腎だね。それから肩ですね。耳ばかりやつていても効果はない。淋巴腺から肩へとやる。人によつては腎臓から来るのもあるし、中途から来るのもある。そうして気長にやれば治ります。膿が出る事を恐れてはいけない。(中略)」          (「御教集2号」  S26.9.18)




《浄霊》 1、頸部淋巴腺部、2、肩、

 

     3、耳下腺、内耳(鼓膜と聴感神経との間)、顳(コメカミ)部、

 

      延髄部、

 

     4、腎臓





     〔耳が聞こえない〕


「(中耳炎と眼を患ひ、その頃より両耳共全然聞えなくなりましたが

 

 治りますね。中耳炎の時に中耳に膿が固まったんですよ。耳が聞えるっていふのは鼓膜からの振動が中にある水に響いて、それが聴神経に感じるんで聞えるんですが、その水の所に膿が固まってるんですからね。浄霊すればそれが溶けますから、それで聞える様になるんです。」        (「御光話録10号」 S24.5.3.)




「(中略)それから、耳が聞えないのは、大抵こゝ(頸部淋巴腺)に固まりがある。こゝに腫れる血統があるんだな。こゝを取ると全部治るか、何うか分らないが、大抵治りますよ。それから延髄ですね。」            (「御教集4号」 S26.11.18.)




「(兄妹二人、先天的オシ、ツンボ・・・

 

 治るのと不治のとある。不治のでもよほどよくなる。大体半分位よくなる。一人前位になる。耳の下をよくみる。大体凝りがある。塊が除れるに従いよくなる。耳下に大抵グリグリがある。そこをやって全然無効という事はない。」  (「講話集補」年代不詳)




「(耳聞えず・・・

 

 耳下腺に固まっている。その他の原因捜索の要はない。」

 

                 (「講話集補」S24.5.6.)




「(両耳が全く聴えません・・・

 

大抵耳下腺が原因である。それだけ浄霊する。固まっているから、相当日時を要する。」      (「講話集補」S24.11.26.)




「(三歳より耳が遠くなり今日では全然聞えず、話しする事も出来ない・・・

 

普通は耳下腺の辺、淋巴腺に毒がある。霊の憑依も浄霊によって治る。半分位迄は必ず治る。」    (「講話集補」年代不詳)




「(十五、六年前右の耳に激痛、手術を施し痛みは去りたるも、其の時左の耳も聞へなくなりました。耳は聞へません・・・

 

 顳(コメカミ)部に毒素がある。治る。」 (「講話集補」S25.5.27.)




「肺炎になった時、耳の聞えなくなるのはよくある。肺炎の痰は耳下腺へ集る。」          (「講話集補」S24.11.8.)




「(唖の発生の原因に就いて・・・

 

 耳が聞えて物言えぬ事もあるが、普通は耳が聞えず物が言えぬ

 

 木龍の場合と、前の世で死ぬ時頭を砕いて死んだり、脳震盪の内出血が耳へ出て死んだ場合とか、又、服毒して舌が硬化して死んだりする。それ等のものが生れ替ったものである。

 

 木龍は耳があるにはある。例えば、神社の木などに憑いてる龍で、それを伐って祟る場合がある。だから木龍の方が治りいい。


 又、耳下腺或いは鼓膜の奥に塊のあるのは治りいい。非常に長くかかるのと治り易いのとある。欧氏管通風というのがある。耳と鼻の間に何か詰っているとして通す。するとこれによって鼓膜の裏側の所を通し、全然聞えぬ。


 生れつきの唖は肚の中にいるうち龍が憑く場合もある。龍神が人間に生れた場合、結婚出来ぬ。龍女も信仰して徳を積めば結婚も出来る。唖は木龍である。盲も殆ど蛇の罪――。生れつきの盲など、腹にいる時憑依するものである。先天的唖は祀るといい。」

 

                 (「講話集補」S23.8.12.)




《浄霊》 1、頸部淋巴腺部、2、肩、