B-② 鼻 病
②-5,無 臭 覚
「無嗅覚は、鼻神経の元は小脳にありますから、其間の神経に水膿が溜結して無力にしてゐる為で、それを溶解すればいいのですが、之は深部の為-相当時日を要するのであります。軽症二、三ケ月-重症一、二年を要します」 (「鼻病」療講 S11.7.)
「次に無嗅覚の原因は、鼻の尖端に毒素溜結し、それが嗅覚神経への刺戟を遮断する為と後頭部下辺の凹所に毒素溜結の場合とある。そうして後者に於ては痳酔剤使用の結果又は瓦斯中毒等によって鼻孔から吸収したその毒素が、右の局所に溜結する為による事も稀にはある。そうして前者は非常に治り易く多くは二三回の治療で大抵は治癒するが、後者の場合は、相当日数を要するのである。(中略)」 (「耳鼻疾患」明医二 S17.9.28)
「無嗅覚の原因は、鼻の尖端に毒素溜結し、嗅覚神経を麻痺させる場合と、後頭部下辺に毒素溜結の為とである。そうして慢性と急性とあり、前者に於ては自然的緩慢なる毒素溜結であり、後者にあっては麻酔剤使用又は瓦斯中毒等に因るもので急性は簡単に治癒するが慢性は長時日を要するのである。」
(「耳鼻咽喉疾患」天 S22.2.5)
「(中略)無嗅覚も延髄を浄霊すると治る。」
(「地天12号」S25.1.20.)
「(生れつき嗅覚がない・・・)
霊的と体的と、二種ある。霊的の場合は、鳥の霊の憑依で、之は治癒に長くかかる。浄霊は鼻柱を中心に前頭部である。体的原因としては、後方首筋の両側特に延髄付近に毒結ある場合と、中には鼻柱両側に蓄膿のある為とである。」(「地天14号」S25.3.20.)
「局部的と全体的とある。局部的が全体になる事がある。頭へ来ると全体を支配出来るから憑くと同様に、鳥の霊が頭へ憑くと無嗅覚になる。鼻へ憑く事はない。」 (「講話集補」S23.)
《浄霊》 鼻の尖端、鼻柱両側、後頭部下辺の凹所、延髄、
左右後頸部、前頭部、前額部
※霊的…鼻柱を中心に前頭部、前額部