C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

B-① 眼 病                              ①-5,トラホーム及び濾胞性結膜炎
「(中略)大体、近眼乱視などは栄養不良が原因でありますが、他の眼病は全然違ふのであります。他の眼病といふのは、水膿や毒血が眼球へ集溜する、之が原因であります。

 

 眼病で一番軽いのはトラホームであります。之は瞼の裏へブツブツが出来る。之は主に上瞼に多く下瞼は少いのであります。

 

 トラホームのブツブツはよく手術しますが、之はニキビを一つ一つ潰すやうなものであります。此手術をした後一、二年位はいいが復出る。手術しては出来又手術しては出来しつつ段々悪化してゆくのが多いのであります。

 

本療法で施術すると非常によく治る。どんなトラホームも治ります。普通は一週間か二週間で治ります。上瞼を一寸上へ上げただけで真赤になってゐるから判ります悪化して来ると眼がゴロゴロします。もっと酷くなると、強い痛みで夜も眠られない程になります。そうして眼の水晶体を擦るので磨硝子の如になり、段々見えなくなるのであります。原因は、涙に毒素があって粘膜を刺戟し、一種の発疹をするのであります。」  (「眼病」療講 S11.7.)



「(中略)それ(トラホーム)によく似たので濾胞性結膜炎といふのがある。之はトラホームの反対で下瞼に多く粒も細い。小学校などでよく言はれる病気でトラホームより治りいいのです。

 

 涙に毒素がある為に瞼の裏が荒れる。其毒素の弱いのが濾胞性結膜炎の原因で、酷いのがトラホームと思へばいいのであります。」

 

                 (「眼病」療講 S11.7.)



「(中略)最も多いとされてゐるトラホーム及び濾胞性結膜炎を採り上げてみよう。之は人も知る如く眼球に異状はなく、眼瞼の裏に発疹が出来るので、トラホームは上瞼濾胞性結膜炎は下瞼が主である。医学に於てはトラホームは伝染すると謂はれてゐるが、之は研究の余地は充分あると思ふのである。

 

又、医療に於ては手術が良いとされてゐる。然し、手術は一時軽快しても根治する事は少なく、一二年後には、大抵再発するものである。よって再度の手術をする。復おこる。復再発するといふ具合で、漸次軽快期間が短縮され、症状も悪性化し、恰度、手術中毒ともいふべき症状になるのである。

 

そうして右の如き悪性となると、激痛、不快感等堪え難く、眼を開けば非常に眩しく、眼を閉じるのやむを得ない状態で、眼球は紅潮を呈し、断えず涙や膿汁が流れ出で、実に視るに堪えない醜さである。之等甚しき痛苦は、全く手術と薬毒の結果である事はいふ迄もないのである。

 

 トラホームの原因としては、一種の毒素が眼瞼裏から排除されようとして発疹するのであるから、勿論浄化作用であり、気永に放任しておけば治癒するのである。従而、伝染といふ事は、持てる毒素を誘発、排除させるのであるから、実は可い訳である。

 

 濾胞性結膜炎は、自然に治癒するものであるから、問題にする必要はないであらう。」     (「眼病」明医二  S17.9.28)



トラホーム及び濾胞性結膜炎は何れも眼そのものではなく、瞼の裏面にボツボツが出来るのである。即ちトラホームは上眼瞼でボツボツが大きく濾胞性は下眼瞼でボツボツが小さいのである。そうして前者は治癒稍々困難であり、後者は容易である。医学に於てはトラホームは手術を可とするが、事実は最も不可であって、手術によるも決して根治はしない。否寧ろ悪化を招来するのである。

 

何となれば手術後一時的良果はあるが必ず再発する。故に復(マタ)手術するといふ訳で漸次悪性となり、手の付けられないやうになるものである。数回以上の受手術者に至っては眼球著しく充血し絶えず漏膿、開眼困難、激痛等を伴ひ苦悩甚だしく到底正視に堪へぬものがあると共に、手術の如何に恐るべきかを知るのである。トラホームは放任しておくも治癒するが本施術による時迅速に根治するのである。濾胞性結膜炎は自然治癒するもので、医療を加へればそれだけ時日が延びるのである。」     (「眼病」天  S22.2.5)



「(中略)トラホームは頭脳の毒素が眼瞼の裏の粘膜から排泄されやうとし、発疹となって排膿されるので、之も自然に簡単に治るものである。(中略)」  (「腎臓病と其他の病」文創 S27.)



トラホームであるが、之は眼瞼の裏にブツブツが出来るが、之は脳にある毒素排除による湿疹であるから、放っておけば完全に治るものを、無知なるが為手術するので、之が癖となって度々手術をするので漸次悪化し、失明同様となる者さへあるのである。以上の如く悉くの眼病は、頭脳内の毒素排泄の為、一旦眼球や其附近に集合するのが原因であるから、此理が分れば少しも恐れる事はないのである。(中略)」     (「眼、耳、鼻、口」医革  S28.)



「(中略)トラホームは薬毒ですからね。眼に目薬が染み込んで、それが又出て来てブツブツになつてそこから膿が出る。それと、頭にある場合に眼から出ないで瞼から出ると云うのもある。(中略)それから浄霊する場合は前頭部。」

 

               (「御教集1号」  S26.8.18.)



「(中略)それから近眼、トラホームという目の病気は後頭部に必ず固まりがありますから、これを溶かせば盲目でも必ず見えるようになります。此処に固まっているのはやっぱり肩から来ます。此処に固まりがあって、こういうように肩から来ます。そういうように固まっている人で目の見えない人は随分あります。

 

そういう人はまず目の後、と言ったところで中心がありますから、その交錯した中心の固まりをとれば必ず見えて来ます。ただそれを溶かすには相当かかります。これはできるだけ力を抜いて中心を狙ってやると幾分ずつ溶けて来るから見えて来ます。だから盲目を治すのも別に難かしい事はありません。(中略)」

 

               (「御教集24号」  S28.7.17)



《トラホームの浄霊》  眼部及びその周辺、前頭部、前額部、             後頭部、延髄、後頸部、肩、

 

《濾胞性結膜炎の浄霊》 眼部及びその周辺、前額部、後頭部、             延髄、後頸部、肩、



  (その他眼病の急所として、頭の奥、前頭部、額の熱部、     眉及び眉の上、瞼の奥、眼(瞳の真中)と其辺一帯、       顳(コメカミ)、顔面、等も確認