C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

8-⑮ 手足の疾患の急所      〔手足の疾患〕

 

「手の挙らぬ人、後へ廻らぬ人、前方腕の付根。」

 

              (特別講習会御講話 S15.11.9)


「(中略)次に、腕、指等疾患の場合、その本原である淋巴腺から肩、腕の頂部に当る所を充分治療すべきである。それによって手指と雖も、その治療が容易に奏効するのである。従而脚に関する疾患も右と同様、その根原である腎臓部、脚の付根等をよく治療すべきである。(中略)」    (「治療に就ての注意」天  S22.2.5)


「(中略)施術の場合、右何れの症状も手首、手指等に対しては頭脳を主とし、淋巴腺部を次とし、腕、患部といふ順序に行ひ、脚、足首、指等は鼠蹊部のグリグリ、腹部下端、腰骨部といふ順序でよいが、必ず其部には発熱痛みがあり明瞭に判るのである。故に発熱が漸次解消するに従ひ治癒に向ふ(中略)」

 

              (「頭脳の重要性」天  S22.2.5)


「(中略)首の周り、即ち左右何れかの淋巴腺に固結があり、相当腫れているので、大抵は見ただけでも分るが、必ず相当の熱もあり、触ればよく分る。今一つは之も左右何れかの延髄部が腫れている。見ただけでも片一方が高くなっているし、触れば尚よく分り微熱もある。(中略)特に意外なのは、腕や足の悪い人でも、此部の浄霊で治る事がよくあるから、全く不思議である。」

 

     (「浄霊の急所」神霊医学断片集(一)  S27.2.27)


「(中略)全て、手や足の痛みなんかは注射と考えてみればいいです。前に注射をしたとか言うのわね。他にそんな事がある訳はないですからね。(中略)」    (「御教集1号」  S26.8.21)


「(膝から下、手の甲の浮腫)それは薬毒ですよ。薬毒が垂れていつて、浮腫んでいる。それから、手が浮腫むのは、大抵注射です。注射が溶けると、手が浮腫みますからね。之は、その箇所を浄霊すれば何でもないです。」     (「御教集4号」  S26.11.8)


「(中略)それから手足の工合の悪いのもやっぱりです。ですから足が工合が悪いという人は、肩をやると足の工合がよくなってしまいます。(中略)」      (「御教集24号」  S28.7.5)


「(中略)手の病気もが大切です。中風で手の利かないのも、しもやけもをすることです。しもやけなんかは手の局部丈やったのでは一時よくなっても又始ります。」(「御光話」  S23.1.28)


「(中略)皹(ヒビ)、霜焼、?疽(ヒョウソ)等の如き手指の疾患は、その局部のみでは効果薄く、肱(ヒジ)より手首までの間に根原である毒結があるから、それを溶解する事によって根本的に治癒するのである。又手の甲の疾患肱と腕の上末端との間に根原があるので、それを治療する事によって全治するのである。又足部の疾患もそれと同様である。」    (「夜と昼」明医三 S18.10.23)


「(中略)唯、よく個所々々と言うが、因(モト)ですよ。手の此処(先)らが悪いのは、此処(頸部淋巴腺)にあるんです。此処と此処(附根)にあるんだからね。足は、足の附根ですね。その、因をやるんです。此処(手の先)が悪いと言つて、此処(手の先)をやつても、大した効果はない。体全身の急所は頭であり、手の急所は此処が一で、次が此処です。足は、附根。胃の方の急所は腎臓と、その急所さえ心得て居れば何でもない。(中略)」

 

               (「御教集8号」  S27.3.16)

 

上らぬ腕の付根、痛い所をする (御講話  年月不詳)

《 図2参照》

            

《 図2》

「(中略)はすべて肩に元があるから、肩部をやらなくてはならぬ。(腕の付根)その元は頸部(耳下腺)、その奥は頭である。」  

 

          (「講話集補」  S24.1.27)




頸筋の塊が(首の前の方)原因で、元は頭である。手の痺れなども皆である。(腕の付根)血圧も之である。」 

 

       (「講話集補」632  S24.2.26)

 

 

「四十手、五十手、六十手というが、年をとるに従つて毒素が手に集り固まる。それが痛むのである。之は浄霊によれば簡単に治る。」      (「四十手、五十手」教えの光  S26.5.20)

 

「(紙でもぺンでも持ちますと手が大きく震えるのは肩の辺に毒の塊がある。力を入れようとすると、神経を集注すると動く。」

 

                (「講話集補」  S24.5.21)

 

「(中略)手、掌の病は上膊の内側肱の内側に毒がある足の膝は裏側足痛、踝は鼠蹊部踝より下の甲が鼠蹊部以下となる。膝のガクガクするなどは足の裏を浄霊すると治る。」

 

              (「講話集補」  S23.10.26)

 

「(手足攣る頸筋腕の付根である。股、副腎に塊がある。」            (「講話集補」  S24.9.16)

 

 

 《浄霊》

 

 手が上がらない、後に廻らない:前方腕の付根、痛い所、

 

 腕、指等疾患:頭、頸部淋巴腺から耳下腺、肩、腕の頂部、

 

        腕、患部、

 

 手指の疾患 :肱(ヒジ)より手首までの間(内側)

 

 手の甲の疾患:肱と腕の上末端との間(内側)


     〔足の疾患〕

 

「(中略)又毒が下へ降って行くものもある。脊椎や腰へ注射して足へ下りて来て踝(クルブシ)や関節へ固るのは是で、これは仲々治らんものである。」     (「天照皇大御神」観講  S10.9.15)

 

「(中略)足が重倦く痛む人など、皆此尿毒が下の方へ垂溜する為であります。」        (「腎臓疾患」療講  S11.7.)

 

「足、予防注射などの毒一番多いのは踵(カカト)、次に内外の踝(クルブシ)、次に膝である。予防注射でないのは分量が多い。分量の多いのは下脚一帯に及ぶ足で一番肝腎なのは大腿部真中の筋で、中風等で足の上らぬのはこれ。次に、膝のわるいのは大低膝の内側吊る(コブラがへりなど)。大抵脹脛(フクラハギ)横又その内側、ひどいのになると脹脛。」     (特別講習会御講話 S15.11.9)

 

「(中略)腎臓部より下方に向って腰骨部まで毒結は移行してをり、特に腰骨に接触して毒結のある場合、多くは脚部に異状があるもので、之を溶解すれば、よく治癒するのである。(中略)」

 

           (「本医術の施法」明医二 S17.9.28)

 

「(中略)そうして、注射薬にしろ消毒薬にしろ、目方の重い軽いがあって、重い程下降し、最も重いのは膝から下、足の裏迄垂れて来て固まる。そうなると足の裏が痛くて地につけないで歩行困難となる。又薬によっては下降して膝から下に溜り、痺れるので脚気とよく間違へられる。(中略)」                              (「薬毒の種々相」文創  S27.)

 

凡ゆる下(シモ)の病気ですね。婦人にしろ――男女共――ですね。腰が痛い。足が重いと言うのはみんな、前の薬が段々下に下つていくんですからね。だから、理窟は簡単なものです。その苦痛の処丈けをやつていけば、自然々々に減つていくものです。」

 

               (「御教集4号」  S26.11.8)

 

(中略)足の痛みですね。之は足の附根と膝の、主に裏の方が急所ですから、そこを良く浄霊してやる。そうして気長にやれば、すつかり治りますよ。(中略)」  (「御教集7号」  S27.2.7)

 

「(中略)それから、よく足が吊るとか足の悪い人は、腰に溜まったものが両足の方に垂れて来るのです。それで薬によって、重い薬軽い薬がありますが、軽い薬ももたぶとかももの外側です。よく歩き難い、転びやすいとかありますが、これは婦人には限りませんが、一切足のあがきの悪いという事はももの外側です。押すと固いです。大抵な人は固いですが、この固いというのは此処に毒が固まるのです。ですから此処を浄霊すると、ずっと工合がよくなります。

 

それから、これから下に行って膝に行くわけですが、今度は膝の裏手に行くわけです。ですからももの外側と、その次は膝の裏で、それからふくらはぎから足首です。それで毒のごく重いの足の裏に溜まるのです。だから足の裏をつくと痛い、足の裏が痺れるという人が偶々ありますが、それは実は頭の毒が溶けて足の裏まで行くというわけなのですから、実に想像もつかないくらいです。(中略)」             (「御教集22号」  S28.5.5)

 

「(中略)一番肝腎なのは、男でも女でも、此処から一旦腰に来ます。尾底骨の附近ですから、其処を浄霊すると下半身の病気は大抵なおります。面白いのは、足の悪い人は腰をやるのです。足は腰から分れているのですから、つまり足の因が腰になってます。だから足が歩きにくいとか重いとか、くたびれやすいというのは、足をやらないで腰をやるのです。そうすると実によくなおります。腰からずっと下に下がって足が悪くなるのです。その場合に鼠蹊腺、股から足の外側に毒が固まります。それから膝の裏に行きます。それからふくらはぎから足首に行くのです。それが急所ですから、足のあがきの悪いというのは、ももの外側がちょっと固いですから、其処をやると一番よくなおります。(中略)」

 

                (「御教集22号」  S28.5.7)

 

「(中略)それからよく足が吊るとか、痺れるとか、だるいとか、膝がガクガクするとか、凡て足に関係したのは、一旦腰に集まったものが足に流れて行くのです。ですから足に関係したのは、まず腰の中心、尾底骨(ビテイコツ)を狙って背面から浄霊するのです。そうすると足をやらなくても足がずっと軽くなります。(中略)」

 

                (「御教集24号」  S28.7.5)

 

「(中略)それから足のあがきの悪い人は腿の外側を押せば固いですから其処をやるのです。それから膝から下の悪いのは膝の裏をやるのです。(中略)」     (「御教集24号」  S28.7.7)

 

「(中略)下半身は、腰の悪い人は足が悪いのです。よく、くたびれやすいとか足がだるいとかです。それから腰が悪いと息が切れます。じっとしていると切れないが、歩いたり坂などを上ると息が切れますが、それは腰です。即ち腰が悪いと心臓の毒血が此処に固まるのです。それで足の悪い人は、尾底骨(ビテイコツ)をやれば必ずよくなります。尾底骨(ビテイコツ)を中心にやって、それから腎臓ですが、そういう人は腎臓の下部の方が多いです。(中略)」 

 

                (「御教集24号」  S28.7.7)

 

「(中略)それから足や腰の悪い人で、をやってから良くなる人も沢山あります。上半身は今言うとおり肩を中心にするのです。下半身は何と言っても腰の真中で其処をやると足がとても軽くなります。」           (「御教集24号」  S28.7.26)

 

「(中略)足は鼠蹊部許りじやないですね。股(モモ)の外側――ここも肝腎ですよ。(足に力が入りません)ここ(股(モモ)の外側)に毒がある。(中略)」    (「御垂示録5号」  S26.12.8)

 

「(中略)本元は、凡て尾底骨(ビテイコツ)にあるんだから、此処を浄霊する事です。それから足が重かつたり、動きが悪いのは股の外側ですね。此処が固いものです。固いのは足のあがきが悪くて、動きが取れない。それから凡て足の工合の悪い時は此処(尾底骨(ビテイコツ))を浄霊する。それで大体足は治るものです。それから斯ういうのがある。女に多いですが、股(マタ)に固まりがある。斯ういうのは、固まりがある方の足丈あがきが悪い。」

 

              (「御垂示録10号」  S27.6.1)

 

「(中略)坐骨が離れてるってのも間違ひですよ。これはね、左足のどっかに毒があるんですよ。その為に足をつくと痛むから使はない、それで治らないんですよ。

 

レントゲン写真でも坐骨が離れて居ります

 

そりゃあそうですよ。それはびっこを引くからですよ。だから、坐骨が離れてるからびっこを引くんぢゃなくて、びっこを引くから坐骨が離れるんです。(笑声)こういふのは医者へ行くと小児麻痺なんて言はれるんですよ。

 

 この間も、生れながら股が外れてゝ、股から膝まで密着して離れない子がゐましたが、これなんかどうしたって膝と股が悪い様ですがね。所が実際は足の裏に原因があるんです。足をつくと痛いから足がつけない、それで膝も密着してしまって離れないんです。私頼まれて足の裏をやったら股が離れる様になりましたがね。全く妙なもんですよ。

 

びっこなんかも足の裏に原因のある事がありますよ。足の指が下向きになってゐるのも足の裏の指のつけ根の所に毒の固りがあって、足をつくと痛いからびっこを引くんですよ。こういふ事は心得ておく可きですね。だから、この人もきっと足の裏かも知れませんよ。足がつける様になればびっこも治りますよ。(中略)」

 

               (「御光話録12号」  S24.6.3)

 

「(右側の腕と脚が痙攣、後頭部が重く凝る)逆中気ですね、これは。之は殆どこゝですよ。(耳の後下方の首筋)こゝをよくやればいゝんです。こゝの毒血が溶けて手や足に固まったんだから。その外手や足の熱が出たり、痛んだりする所をよくやって上げる事ですね。それから腕の付根の所もよくやる事ですね。これは一寸悪性の様ですが気永にやってれば治りますよ。

 

足の痙攣の場合は)足の時でも根本は首筋ですよ。――或る教導師で時々足が悪くなる人が居ますが、その人の眉間を一寸浄霊すると足が治ってしまふんですよ。だから足の悪いのだって頭が原因の事もあるんです。」   (「御光話録16号」  S24.11,12.)

 

「足の吊り-両横筋、裏側。」    (御講話  年月不詳)

 

「膝関節――前が痛くとも後ろをやればよく治る。固めてあるから手間がかかる。」        (「講話集補」  S23.8.7)

 

「(尻・膝下痛)薬毒である。痛い箇所をすればよい。腰から下の病気は腎臓である。膝の後ろをする。」

 

               (「講話集補」  S23.11.17)

 

「(足不自由・踵痛み攣る左の腎臓が悪いから、そこを浄霊する。だけではいけない。尻の付根、内股等、押してみて浄霊すれば治る。」          (「講話集補」  S24.1.26)

 

「(左足関節の不自由)手術していないなら完全に治る。関節の所へ毒が固まっている。相当長くかかる。膝の裏が主で、押すと痛い所がある。」         (「講話集補」  S24.3.15)

 

「(両足長さ異る子)片方の足にどこか曇りがある。毒の為歩く場合よく地に着かない。発育のわるいのは足を押すとどこか痛い所がある。足に痛い所があって地に着かぬ人がある。(中略)」

 

               (「講話集補」  S24.3.15)

 

前頭部は非常に肝腎で、お腹や足の悪い人など、ここに原因のある人がある。」        (「講話集補」  S24.4.7)

 

「(内偏足)足を押してみると痛い所がある。そこに毒が固まっているから、それを除ればよい。そこに原因がなければ、腎臓にある。」            (「講話集補」  S24.7.27)

 

「(こぶらがへりは)霊的ではない。足の毒素の固まりが筋を圧迫する為で、冷えるとよけい固まる。だから水中でよく起る。浄霊ですぐ直る。」                 ( S24.7.)

 

「(爪先で歩くのは)足の裏に痛い所があるのである。踵、ふくらはぎ、膝裏に毒がある。治るであろう。」

 

                (「講話集補」  S24.10.1)

 

「(腰が痛み、急に右足が不随)浄化作用である。足の付け根、膝裏と、気長に浄霊する。」    (「講話集補」  S25.2.7)

 

足痛は薬毒で、霊ではない。膝裏、臀部の裏、腎臓等やればきっと治る。」           (講話集補 S25.3.28)

 

「(踵部に鳩卵大の固結臀部の足の付け根と膝裏を浄霊する。ウンと腫れて膿が出る。上の方に原因がある。必ずそこに元がある。」             (「講話集補」  S25.4.7)

 

「(脚付け根の痛み)よくある。付け根の浄化である。その部と腎臓を浄霊すれば治る。」    (「講話集補」  S25.5.18)

 

「(足倦怠痛・くたびれる事)(中略)薬毒が溜っている。気長に浄霊をする。足は裏の方が多い。膝の裏とか、痛む所の塊をする。股の裏等もする。くたびれるのを老廃物が溜るなどと医学はいふが、そうではなく、歩くと浄化が起る。足などに毒があると浄化が起り、熱が出るのである。足に毒がないなら、歩いてくたびれぬ訳である。」          (「講話集補」  年代不詳)

 

ガニ股は)足に痛いところがある。大抵は足の裏に原因あり。査べてみる必要がある。」    (「講話集補」 年代不詳)

 

「(施術後足に痛み治るから痛むのである。固めるから痛みが止った。それが解けたので痛む。痛みとても或程度である。全部薬毒である。止めようとすれば毒物をウンと塗ればいい。元は腎臓、足は表よりも裏に元があるから、裏側をウンとすればよい。」

 

                (「講話集補」  年代不詳)

 

「(両足痙攣鼠蹊部から内股に毒がある。それで治らなければ、外側の膝の上をやる。」    (「講話集補」  年代不詳)

 

《浄霊》 眉間、頭、頸の場合有り

 

 膝が悪い:膝の内側、

 

 吊る(コブラがへり等):脹脛(フクラハギ)及び脹脛(フクラハギ)横

 

            又その内側、

 

 足の痛み:足の附根と膝裏、臀部の裏、腎臓等、

 

 脚、足首、指等疾患:頸、鼠蹊部のグリグリ、腹部下端、

 

           腰骨部、副腎、腎臓、腎臓下部、

 

           股、尾低骨、大腿部真中の筋(ももの外             側)、膝裏、ふくらはぎ、内外の踝(クルブシ)           足首、踵(カカト)、足の裏、