〔憂鬱(ゆううつ)症〕
「憂欝感には、種々の原因と種々の症状があるが、最も多いのは頸部及び肩の凝りに因る事である。之は、其項目にある如く、凝りの圧迫によって脳への送血が減少し、脳貧血になる為である。
(中略)又前頭部及び後頭部等に毒素があり、その浄化作用の微熱が常にあるため憂欝の原因となる事もある。次に、胃の附近に毒素があり、その浄化作用の微熱に因る事もある。そうして此症状の原因としては薬毒が多いが、稀には霊的原因もある(中略)」
(「憂欝感及び麻痺と痙攣」明医二 S17.9.28)
「(中略)それから淋巴腺ですが、此処に熱が出ると前頭部に直ぐ移ります。この熱が前頭部に一番影響するのです。それは此処の毒が前頭部に始終行くのです。だから頭の悪い人は、気が塞いだり、怒りっぽかったり、気持が悪いという事は、皆なそれなのです。ですから、神経衰弱とよく言いますが、これはやっぱりその原因の一番は淋巴腺です。(中略)」 (「御教集24号」S28. 7.16)
「(中略)男はそうでもないが、女の特に頭に関した病気で、まずヒステリーとか憂鬱症とか怒りっぽいとかいろいろありますが、これは男も同じようなものですが、それは下の方に非常に関係があるのです。それで女のいろいろな病気で、浄霊しても効かない時はお臍の下のあそこを浄霊するのです。そうすると頭がなおるのです。ですからこれを心得ていて、ちょっと離れて良いのですから、そうしてやると頭が軽くなります。それから性格も非常に良くなります。(中略)」 (「御教集21号」 S28.4.17)
「(中略)それからもう一つ肝腎な事は腎臓から背中にかけてで、肩胛骨の間から脊骨の両側に土手の様になってゐる奴が曲物で憂鬱症、胃の悪い人はそこに原因がある。勿論この源は腎臓(中略)」
(「御光話録」 S23.12.8)
「(中略)殊に面白いのは嬰幼児の場合である。之は常に機嫌悪く憤(ムズ)かるが、医学では全然判らない。よく虫気の為などといひ虫下しや禁厭(マジナイ)などを行ふが、之等は迷信にすぎないのである。私の経験によれば大部分は肩の凝りからである。嬰児のくせに肩の凝るとは不思議に思ふが事実である。何となれば肩の凝りを解消するや、忽ち機嫌が治り普通状態になるからである。其他頭脳の一部又は全部に浄化熱がある事もあり、霊的原因による事もある。(中略)」 (「憂欝症及び麻痺」天 S22.2.5)
《浄霊》 前頭部,後頭部,頸部,肩,肩甲間部、胃の附近、 腎臓、
※ 気が塞ぐ場合は、前頭部、陰部
〔麻痺(まひ)〕
「(中略)麻痺は種々の原因と症状があって、最も多いのは脚気である(中略)其他の麻痺としては、注射の原因による薬毒(之は手指に多いのである)と手術後疵(キズ)が治癒してから、其附近に麻痺のある事がある。之等はいづれも放置しておけば時日を経るに従って僅か宛(ズツ)自然治癒するものである。又、中風が原因で局部的に麻痺する事がある。之は容易に治癒し難いものであるが、罕(マレ)には自然治癒するものもある。」
(「憂欝感及び麻痺と痙攣」明医二 S17.9.28)
「麻痺は種々あるが、最も多いのは脚気で、(中略)其他の麻痺としては手指、及び足指、足の甲が多いが、之は主に注射の薬毒である。又手術に因る予後、其局部に長年月に渉り麻痺が続く事があるが、之は自然に治癒する。」(「憂欝症及び麻痺」天 S22.2.5)
「浄霊をすると麻痺はとれる。一時は痛みを増すが、それを越すとズーッとよくなる。」 (「講話集補」 S24.9.5)
《浄霊》 患部を始め、毒素の流れに沿って急所を発見する。
〔痙攣(けいれん)〕
「(中略)痙攣には二種の原因がある。一は、最も急激な浄化作用であって、それは急性高熱の場合で特に脳疾患に多いのである。又、胃痙攣、腸痙攣等も急激の浄化作用である。そうして、幼児の痙攣の場合、その苦悩の強烈なる為、危険をさへ感ずるのであるが、痙攣が致命傷となる場合は殆んど無いといってもいいので、大抵は時間を経れば恢復するものである。(中略)」
(「憂欝感及び麻痺と痙攣」明医二 S17.9.28)
「(中略)この沃度剤の中毒も恐るべきであって、これが頭痛の原因となり、神経衰弱、胃病、腎臓病等、種々の病原となるのである。人により、発作的痙攣を起したり、手足の運動不能の原因となる事もある(中略)」 (「既存療法」明医二 S17.9.28)
「(中略)痙攣は霊的原因と高熱発生時に悪寒の二原因がある(中略)」 (「不快感及び嘔吐」天 S22.2.5)
「(中略)それから眠れないのは、ここです(延髄)大抵右ですが、必ず固まりがあるから、之を溶かす。痙攣は、やはりその為です。頸の毒の為です。」 (「御教集2号」 S26.9.18.)
《浄霊》 頭、胃、腸等病気症状によって急所を確認。