C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

7-⑦ 浄霊の急所と探査
「(中略)初め先づ、患者の頚部の周囲より両肩部を、探査すべきであって、此の方法として、余は指頭を用ひて万遍なく押しつゝ探るのである。

 

 此の時、必ず数ヶ所に、左の如き異触感の物体の在るを発見するであらう。即ち凝固せる、グリグリ又は稍(ヤ) や硬化せる贅肉状の物、又は板形状の固形物、又はプリプリせる袋状の物、又は弩張(ドチョウ)せる筋等である。併し之を最も適確に知るには、相当の熟練を要すれども、或程度迄なら何人にも探り当らるべし。」

 

      (「余が発見せる風邪の原因と其療法」  S10.2.4)



病気というものは、いつもいう通り、毒素が身体の何処かしらに固まっており、それが熱で溶けて、排泄する苦痛なのであるから、病気を知る方法としては、自分で自分の体を触ってみる事である、頭の天辺から足の爪先迄撫ぜてみるのが、一番よく分る方法である、必ず熱のある処が、一個所や二個所位あるもので、そこに病気があるのだから、其処の処を自分若くは誰かに浄霊して貰えばいいのである。(中略)」  

 

           (「自分で病気を知る法」  S26.10.10)



「(中略)急所がありますから何処から熱が出るかを探り当て、そこだけを浄霊する様にする。そして、次々に熱の出る個所を順序よくやつて行けば治つて行きます。」 (「御教集1号」 S26.9.20)



「(中略)浄霊すると、益々浄化しますしね。そうかと言つて、打遣らかして置くと、色々苦痛があるからね。之は、臨機応変にやる。一番肝腎な事は、急所を見附けてやる。一番痛むなり――苦痛ですね。之は一、二、三、四と急所がありますから、一の急所を発見してやる。それから二の急所をやる。こう言う風に、順序良くやると旨くいきます。それを、一をやらずに二、三をやるから、馬鹿に苦しくなる。

 

全てを明主様にお任せする心境になつて居ります

 

その心境が結構じやないですか。(中略)」 

 

                 (御教集4号 S26.11.25)



「(中略)浄霊する場合に、急所を見つけるのが一番ですね。自分で身体を見ると、一番熱が起つている処があります。それが、一番の急所ですから、そこを浄霊する。自分でやる時も、力を抜かなければならないですよ。そうすれば治ります。(中略)」

 

                (「御教集5号」  S26.12.28)



「(中略)何処かに固りがあるでしよう。その一番固まつている処――一番熱いですね。熱がありますね――その熱い処が一番浄化が起つているんだから、それで其処が良くなると、他が浄化が起つて来るから、それを間違えない様にする。ここだと思つていると、そこが良くなつて来ると、何ぞ知らんこつちに起つて来る。一番熱い処と一番固い処ですね。そこが急所だからね。(中略)」

 

                (「御教集6号」  S27.1.15)



浄霊の急所は、腫れている処とか痛いとか熱があるとか、それは分りますよ――症状でね。それで良いです。(中略)」

 

                (「御教集8号」  S27.3.16)



「(中略)それでも、額の中から来る熱淋巴腺から影響される熱と二つあります。中からの熱は、触ってみると芯(シン)から熱があるようにみえます。それから淋巴腺から影響する熱は、芯に熱がなく、どこか浅い感じがします。熱に力がないような感じがしますから分ります。そういう気持で、熟練すればなお結構ですが、普通でも大体分ります。それからこめかみに熱があるものです。この熱が非常に苦しいのです。こういうのはやはり横から浄霊するのです。

 

それから頭の芯に熱がある人が随分あります。これは上からやればよいです。体と違って、頭の方は手は少し接近してもよいです。それから淋巴腺に熱の無い人はないくらいなものです。中耳炎は無論この毒が溶けたものです。それから歯の痛いのもやはりこれです。何処かに固まりがあります。それから舌が吊るというのもこれです。(中略)」        (「御教集22号」  S28.5.5)



「(中略)何事でもそうですが、まず急所です。浄霊の場合でも急所を発見する事です。急所を発見するという事は、今言ったような事を大体知っていると急所が非常に分りやすいわけです。自分で自分の健康診断をする場合にも、体中を触ってみて熱のある所に毒素があるのだから、触ってみてずっと冷たければよいですが、何処かに熱がありますから、其処が急所です。

 

それから押してみて必ず痛い所があります。人によってはまるっきり痛くない人がありますが、これは何かというと毒が無くて痛くない人はまずないでしょうが、毒が固まりきって少しも浄化が起こってないのです。それで痛いという事は固まりに幾らか浄化が起こっているから痛むのですが、浄化が全然起こってないと痛まないのです。ですからこういうのはかえって危ぶないのです。そういうのはかえって信仰にはいると、痛みのない人が痛みが出て来ますが、これは其処だけが活動を始めたのです。しかしそういう人はごく少ないので、大抵な人は何処か痛いのです。そういう所を自分で浄霊するなり、後の所は人にやってもらうなりすると、それは健康になります。(中略)」       (「御教集24号」  S28.8.15)



「(中略)ですから大抵な病人は、まず一番最初首を下げさせて頭の中心浄霊するのがよいです。この奥の方です。此処が人間の一番の中心ですから、この真中が体全体に影響するのです。此処を浄めて、それからですが、肩は前から其処を狙ってやり、それから後から其処を狙ってやるのです。

 

それから着物の上からでもちょっと触って、ごく凝っている人は肩の上からやるのです。そうして肩を柔らかくすると頸の廻りの固まりもずっと溶けますし、又溶かしよくなります。(中略)」

 

               (「御教集24号」  S28.8.15)



「(「浄霊は急所をやれ」との御言葉でございましたが、急所といふ様な体的な面と、信仰の面とは何れに重点をおくべき・・・

 

 之は体的に重点をおく可きです。といふのは、霊的に曇りの多い箇所と体的に毒の多い箇所とは同じだから、つまり霊が曇ってゐる処へ邪霊がつくんです。だから体的にみた方が判りいいのです。――毒のある所に霊がつくといふことは御浄霊により霊が逃げることがあるが、その場合必ず毒のある所へ行くからよく判ります。」 

 

                 (「御光話録」 S23.12.8.)



「(中略)身体中で塊の固い所と、押して痛い所が熱の因となる。次に平均浄化が起るから、次の塊をやればよい一番多いのは首の周り、延髄――大抵右の塊。肩のコチコチ。背中も多い。肩胛骨の所、腎臓の下の横、股の淋巴腺――陰部に近い方、之が発熱の急所である。ここを査べれば必ず熱が下るものである。」 

 

                (熱急所  講話集補  年月不詳)



「(中略)浄霊の急所は苦痛のある所、熱のある所、固まりのある所を見付けてすればいい。(中略)」 

 

            (「地天43号」教えの光  S27.12.25)