7-③ 頭部と頸部の重要性 〔脳天、前頭部、後頭部、延髄、こめかみ、淋巴腺〕
「浄霊の場合いつも私が注意している通り、急所を外れては、労多くして効少なしという事である。何病気でもそうだが、近来殊に多いのは頭の病気であろう。其原因は首の周り、即ち左右何れかの淋巴腺に固結があり、相当腫れているので、大抵は見ただけでも分るが、必ず相当の熱もあり、触ればよく分る。
今一つは之も左右何れかの延髄部が腫れている。見ただけでも片一方が高くなっているし、触れば尚よく分り微熱もある。という訳で此部を浄霊すれば必ず効果がある。斯ういう人は常に頭重や朦朧感があり、特に意外なのは、腕や足の悪い人でも、此部の浄霊で治る事がよくあるから、全く不思議である。(中略)
此様に病気というものの苦痛は、其元があり急所があるのだから、其処を発見しなければならないが、それを知らない医学は、只苦痛の個所だけを治そうとするので仲々治らず、治っても一時的で本当に治らないのである(中略)」
(「浄霊の急所」神霊医学断片集(一) S27.2.27)
「(中略)なにしろ今の人は薬を入れては頭を使うから、どうしても薬毒が後頭部に固まってしまうのです。それで今は、精神病に限らず何処か工合が悪い人をみると、ほとんど十人が九人までこれです。必ず延髄の右か左のどっちかが腫れて固くなってます。そうして微熱が出て気持が悪いのです。それで微熱のために食欲が減るとか、気がふさぐとか神経衰弱的の症状があります。
それからこれが溶けて咳が出て痰が出ると、ちょうど肺病みたいになるのです。ですからこれを浄霊するとほとんどなおって行くのです。ところがこれがなかなか頑固ですから簡単にはゆかないのです。余程根気が要ります。他の病気は、少ないのも少ないし、なおり方も非常に簡単にゆきますが、これが一番いけないのです。
その次は淋巴腺ですが、これも又固まりが非常に多いのです。それで結核の人は大抵淋巴腺が多いのです。ですから胸の病というのでなく、首の病です。これが溶けて肺にはいって、それを医者が見て結核だと言うのですから、因は首ですから、首の病というのが本当です。(中略)
そういうようで、まず第一に後頭部を見る事と、第二は淋巴腺です。それで淋巴腺を浄霊するのは横から浄霊するのです。又場合によっては、指を二、三本当てがって、力をぬいてやると良く溶けます。
それからその次には前頭部をみると、大抵な人は必ず熱があります。それで此処に熱がある時は額の中に浄化が起こっているのです。要するに中に毒があるのです。そういうのは暖かさが非常に強いのです。それから淋巴腺の熱が影響する熱もありますが、そういうのは淋巴腺をやれば額の熱は無くなります。
それから額の中の熱は前頭部をやらなければ熱は冷めません。その区別は、ちょっとやって居れば分ります。それからこめかみに熱がある事がありますが、これは横からやればなおります。それから脳天に浄化が起こって熱のある人があります。まずこれだけやれば、体の病気でも大抵なものはずっと良くなります。(中略)」
(「御教集22号」 S28.5.7)
「(中略)ですから大抵な病人は、まず一番最初首を下げさせて頭の中心を浄霊するのがよいです。この奥の方です。此処が人間の一番の中心ですから、この真中が体全体に影響するのです。(中略)」 (「御教集24号」 S28.8.15)
「(中略)それから頭の中心に非常に毒が溜まりやすいのです。何時も言うとおり、後頭部は感情、前頭部は理性ですが、此処はその真中になってます。だから此処をやるという事は必要です。それからよく頭の芯が痛いとか、芯が気持が悪いという事を言う人がありますが、やっぱりこれです。(中略)」
(「御教集24号」 S28. 7.16)
「(中略)そうして男の場合は肛門ですが、女は前にもう一つ穴があります。そこで頸から頭の毒が溶けると、下から出るのです。だから女のコシケなども大体頭から下がるのです。他からも下がりますが、それは少ないので、大部分は頭からです。それから男の方は赤痢、痔ですが、痔は殆んど後頭部です。(中略)」
(「御教集24号」 S28. 7.16)
「(中略)それから一番厄介なのは必ず此処(延髄)に固まりがあるので、此処にない人というのはありません。多い少ないはありますが、必ず棒のような人とか石がはいっているようなのがあります。全部柔らかいという人はありません。だから今の人は全部病人です。大体今の人で長生しても大抵七十から八十が長生の方ですが、ところがそういった固まりが無くなると百以上は必ず生きるのです。
だから実に大したものなのです。寿命を延ばす事くらいは何でもありません。そこであんまり話がうま過ぎるので、かえつて先方は本当にしないでいるのです。そういうわけで此処(延髄)です。(中略)」 (「御教集24号」 S28.7.17)
「前頭部は非常に肝腎で、お腹や足の悪い人など、ここに原因のある人がある。」 (「講話集補」 S24.4.7)