4-②,既存医療について                     電気及び光線療法

「(中略)次に、電気及び光線療法であるが、之も、概略説明してみよう。此療法の根本は毒素を固結さすのであるから、病原である毒素溶解作用を停止するのみならず、寧ろ浄化作用発生以前よりも固結が強化されるので、従而容積も著しく減少し、或程度治癒したと思ふのであるが、実際は固結さしたので、最初の病気発生の苦痛とは違った苦痛が生ずるのである。

 

 

それは最初の病気症状は、毒素溶解作用の苦痛であるが、後の症状はその反対である固結の為に支障を及ぼす苦痛で、その位置により苦痛は一定してゐないもので、位置によっては苦痛のない事もあるのである。然し乍ら、死に直面した重症に対し、電気療法によって起死回生の偉効を奏する事も聞くが、固め療法も其症状によって適合する場合、効果は確かにあらう。そういふ人は電気療法を讃へるのである。然し乍ら、私の経験上、レントゲン療法は悪いのである。之は、最も能く毒素を固結させるからである。(中略)」

 

            (「既存療法」明医二  S17.9.28)

 

 

 

 

「(中略)医療は電気療法を行ふが、之は悪いのである。何となれば此病気の原因は、顔面の一部又は数ケ所に毒素が溜結し、筋肉の屈伸を不能にするのであるから、電気療法は毒素をより固結させるからである。(中略)」(「歯槽膿漏及顔面麻痺」明医二  S17.9.28)

 

 

 

 

「(中略)電気及び光線療法であるが、此原理も薬毒をより固結さすのであるから不可である。(中略)次にラヂュム放射は病原破壊の目的であるが、之は病原と共に組織をも破壊するから行へば必ず病状は悪化するのである。レントゲン放射毒素を非常に固めるのみで、病気に対しては一時的効果で、勿論有害である。(中略)」

 

               (「既存療法」天  S22.2.5)

 

 

 

 

「(中略)之は一種の光線である。併し単に光線といっても霊と体との区別がある。彼のレントゲンやラヂュウムの如きは光線の体であるが、浄霊の光線は霊であって、此二様の作用は反対である。(中略)レントゲンは毒素を固める性能であり、ラヂュウムは毒素を破壊する性能であるから、癌治療は此破壊力を応用するのである。併し厄介な事には、其破壊力は癌と共に、局部の機質をも破壊するから、結果に於て効果は抹殺され、差引零となり、気休め以外の何物でもないのである。而も非常に高価な代金を払って外国から取寄せるのだから、実に愚かな話である。

 

 

 処が浄霊による光波たるや、右の如き固めでも破壊でもない。固まった毒素を溶解し、原形に復させる療法であるから、全く邪と正との異いさである。而も前者は機械的に鉱物から採取する為、費用も手数も掛るが、後者に至っては人体から無限に放射されるので、一文も要らずして効果は前記の如くであるとしたら、全く神が人類を救うべく、授けられたものである事は推測されるであろう。」               (「結論」結信  S27.12.1)

 

 

 

 

「(中略)又ラジウム放射で癌を破壊する方法もあるが、これも癌だけの破壊なら結構だが、実は組織をも破壊してしまうから、差引プラスよりマイナスの方が多い訳である。(中略)」

 

            (「病気とは何ぞや」ア救  S28.1.1)

 

 

 

 

「(中略)ラジウムは組織を破壊するんですからね。組織を殺すんですからね。こんな事してなければ訳なく治るんですが、唯問題はラジウムですね。それからレントゲンは膿を固めるんですからね。この為に非常に長くはかゝるでしようが、治るには治ります。唯レントゲンが弱いとか、ラジウムが弱いとかすれば、それ丈早く治るでしようがね。実に困るんですよ。お医者の手をかけた丈は遅いんですからね。

 

 

けれどもラジウム、レントゲンをかけ乍ら浄霊しては何にもならないから、それ丈は止(ヤ)める。それで、一週間か二週間位試してみて、それで膿が出て来ればしめたものです。膿が出て来れば溶けて来たんだから、請合つて治ります。(中略)」 

 

               (「御教集6号」  S27.1.16)

 

 

 

 

「(中略)ラジウムは固めるんじやない――組織を破壊するんですが、レントゲンは固めるんです。又、レントゲンと言う奴は、良く固まるんですよ。だから、この位の病気が、レントゲンをかけると、この位(小さく)になります。その代りコチコチになりますね。だから、それを溶かして、出さなければならないんだからね。相当かかりますよ。(中略)」 (「御教集6号」  S27.1.27)

 

 

 

 

「(中略)光の霊は今言う様に、目に見えないが、光の体より強いんです。光の体丈なら、レントゲンとか電気とかでやれば治る訳なんですがね。光の霊と体は、反対の働きをする霊の方は毒素を溶かすんです。体の方は固めるんです。ですから、レントゲンとか太陽燈は、光の体ですから、毒素を固めるんです。レントゲンなんかかけると、豆粒の様にコチコチに固まるんですね。霊の方は溶かすんです。(中略)」     (「御教集7号」  S27.2.26)

 

 

 

 

「(中略)最近よく電気だとか、いろんな放射線でやってますがね、あれはみんな駄目ですよ。之は、私断言しておきますよ。一時はいゝんですがね、一年とか二年とかはね。然しもうその先は悪くなりますよ、不自然ですからね。全く「文化人」といふのは馬鹿なもんでね、一時いゝともうそれが絶対にいゝものだ、と思ひ込んでしまふんですね。一時よくったってその反動は必ず悪くなるんです。だから騙されちゃいけませんよ。あゝいふものを研究してる人には気の毒ですがね、知らないんだから仕方がない、決して永くは続きませんよ。(中略)」       (「光話9号」 S24.)

 

 

 

 

「治るが固めである。電気が一番悪い。之がなければすぐ治る。(中略)」                (講話補S23.11.16)