M-① 神経衰弱
「(中略)それは、能く物に驚き易い人や、何時も不安状態で、何となく、そはそはしてゐる人とがある。是等は、其魂が弱ってゐるので、外界の衝動に対する抵抗力が、薄いからである。現今非常に多い、神経衰弱といふのは斯ういふ人である。
此原因は、矢張り魂に曇があるから弱るので、斯ういふ人は多く首筋に毒血の凝血が必ずあるので、之を溶解すれば治るのである。之が激しくなれば不眠症を起すのであって全快後も、再発の患(ウレエ)を無くするには観音信仰に入り魂が光に照され曇の生じない様にするのが、最良の方法である。」 (「病気の本体は魂なり」医講 S10.)
「此病気は一名文化病とも謂ひ、近来非常に多いのであります。症状としては種々あって、不眠、憂欝、疲労、頭重、視力減退、倦怠、眩暈、頭脳朦朧等であります。原因は頸部周囲に水膿溜結し、其為頭脳の血液が欠乏するのでありますから、其水膿溜結を解溶するに従ひ治癒するので、本療法によれば案外治りいいもので、軽症二、三回、重症一ケ月位で全治するのであります。」 (「神経衰弱」療講
S11.7.)
「(中略)近来最も多い文明病と謂はれる脳神経衰弱は脳貧血の慢性ともいふべきもので、此病気を治癒する方法としては、風邪に罹る事が最も良いのである。何となれば浄化熱によって原因である首の固結が溶解し、喀痰、鼻汁等になって排泄されるからである。」 (「脳疾患」天
S22.2.5)
「(中略)今日最も多いとされてゐる神経衰弱も、脳貧血が原因である事は言ふ迄もない。」 (「脳貧血其他」文創 S27.)
「(中略)それから淋巴腺ですが、此処に熱が出ると前頭部に直ぐ移ります。この熱が前頭部に一番影響するのです。それは此処の毒が前頭部に始終行くのです。だから頭の悪い人は、気が塞いだり、怒りっぽかったり、気持が悪いという事は、皆なそれなのです。ですから、神経衰弱とよく言いますが、これはやっぱりその原因の一番は淋巴腺です。(中略)」 (「御教集24号」S28. 7.16)
「神経衰弱は脳貧血(頸のまわりに毒が溜り血管を圧迫する)首筋、頸腺横に塊あり。気ふさぎ、ひどいのは厭世的になる、ヤケクソになり自殺などする。」 (御講話 未 年月不詳)
「(気管支炎で発熱して頭が病み、熟睡がとれず、肺患の症状を呈し、それが六ケ月後に神経衰弱と変り治療。一日として薬の服用を欠かさなかったが薬効は少しなし。)
治るが、必ず肩から頭に毒がある。耳下腺によく塊がある。頭か首に熱がある。肩から肩胛骨辺に毒のある人もある。」 (「講話集補」 S24.10.16.)
《浄霊》
首の周囲(一番は頸部淋巴腺横)、前頭部、脳天、耳下腺、 肩、肩胛骨辺、腎臓