I-①,胸に関する病気
①-3,乳 癌
「(中略)婦人の乳癌もよくあるが、此殆んどは腫物であって、初めは深部に出来るが、之も放っておけば漸次外部に腫れ出し、大きくなって穴が開き、排膿されて治るのである。(中略)」
(「眼、耳、鼻、口」医革 S28.)
「(中略)此患者などは乳腺に出来た腫物を、三回の手術をして、四年間も悩み続けても治らず、医師から見離され絶望のドン底に陥ってゐたのが、僅か二十日間の浄霊によって自然に皮膚が破れ、多量の排膿があり、全治したのであるから、専門家が知ったら何と言うであろう。
そのやうに如何なる腫物でも、手術をしない方が速かに確実に治る事は断言する。それは此患者にしても数年かかって治らなかったのは、医療が治らないやうにしたからで、その愚かさは話の外である。(中略)」 (「手術の無力」医革附 S28. 未)
「(中略)乳癌と言うが、癌じやありませんよ。(中略)之は癌じやありません。普通のオデキですよ。こんなものは、そんなに治り悪(ニク)いものじやないんですがね。(中略)膿が――結構じやないですか。
(最近衰弱が増しております・・・)
食欲が少ないからね。熱があるんでしよう。
(時々御座います・・・)
食欲がないのは熱の為ですね。お乳の熱と腕とは非常に関係があるんですよ。(中略)唯、こう(御浄霊)やつている丈ではいけない。力を入れないで、而も霊が向うに通らなければならない。難かしいんでね。今穴があいている処があるでしよう。
(左の脇下に御座います。中略)
未だ出来ないですか。それは、治ると出来ますがね。此処(頸部淋巴腺)はやつてますか。
(やらせて戴きました・・・)
兎に角非常に毒があるんですよ。薬毒がね。それで、癌と言うのはそう痛まないんですよ。強く痛むのは、決して癌じやない。消毒薬が一番痛む。消毒薬中毒がね。それが原因です。消毒薬と言うのは、しつこいものですよ。根良くやつて、膿が出て行くづつ治るんですが――結局は治るんですが、唯衰弱を増さない様にね。
(顔色は宜敷いのですが、皮膚の色が悪いのです)
貧血している為じやないかな。貧血の為です。食事が少ない為にね。背中の方は――。
(肩胛骨の後に――)
押して痛いんですか。肩胛骨の方にかけてね。消毒薬に違いないな。背中の方も充分浄霊しなければいけない。背中の方が溶けて、こつちの穴の方に膿がいきますから、背中をやるんだな。人間と言うのは仰けに寝るから、どうしても背中に固まる理窟になるからね。そうして根気良くやるよりしようがないな。食物は――。
(普通の物を半膳程お茶をかけまして――)
お茶かけても、何でも良いから、量を出来る丈多くするんですね。特に変つた物じやないですね。普通の物ですね。(中略)
どうも、身体の悪い人は甘い物を好かないですね。だから、病人でも治る様になると、甘い物を食べる様になる。之は覚えて置くと良いが、病人と言うのはスツパイ物が好きでね。で、良くなると甘い物が好きになる。今言つた様に、衰弱を増さない様にしなさい。お茶漬は極く良いですよ。それから噛み方は(中略)長い間噛むといけませんよ。食欲が減ります。食欲を増すには、生ま噛みに限る。飲込む様にすると、それは腹が減るからね。
(十日程前に、横隔膜の方が脹り、座れない様になりましたが、御浄霊で治りました。之は、背中の膿の関係でしょうか・・・)
溶けて来て、其処に固まつたんです。」
(「御教集8号」 S27.3.17)
「(乳癌の場合、静脈が切れると言う事は・・・)
それはあります。
(動脈の場合は・・・)
そんな事はない。医者にかかつて、色んな事が病気の原因になる。」 (「御垂示録6号」 S27.1.25)
「(35才の女。2年前左乳房にしこりが出来、単純性癌と――)
そうすると複雑性癌もあるのかな。
(手術を致し左腋下の淋巴腺を摘出、その後第五脊椎骨に癌があるとて小牛の脳下垂体を移植、浄化激しく、移植の個所に激痛。6月頃より再浄化、熱が高くコツプ半分の鼻血にて胸のつかえは良くなりました。)
それは医学の被害者です。
(脊椎に癌が出来ているのでしようか。御浄霊の個所は)
それは分らない。私が医者なら分るが――自分で手術したなら分るが、大体腋の下の淋巴腺を取つたのでしよう。それが非常に悪いのです。よく乳癌の手術であれを取りますが、あれを取つた者は大抵駄目になります。人に依ると腕がとても腫れます。先に私は随分やつた事があるが、怖いですよ。
急所というのは、痛みとか麻痺したとか固つたとか、そこに薬毒があるので、それが急所でそれを取れば結局熱と痛み、そういつたものは無くなります。そうすれば生命には差支えないです。それが溶け方が遅いと――薬なら薬の量が多いとかすると溶け方が遅いから、熱が出たり色々するから衰弱するが、此の状態をみると食欲やそういう事に影響しない様だから、生命丈は良いと思いますが、然し確実に言う事は出来ません。何の位何ういう薬を入れたものか分らないから、ですから今よりも浄化が酷くなければ助ります。
それからもう一つ体内の不具者にしたその為に、筋が吊るとか色んなそういつた事は死ぬ迄あるでしよう。新規に拵え直すより仕様がありません。然しそれも慣れるに従つて或程度は緩和するものです。浄霊してから何の位になりますか。
(四月よりさせて戴いて居ります)
今衰弱のような傾向はありませんか。
(大変痩せて居ります)
元から痩せてますか。
(前より痩せて居ります。意識ははつきりして居り、最近は食べたいと言つて居ります)
それは良いです。もう少しやつてみるのです。で、段々はつきり分つて来ます。(中略)」 (「御垂示録13号」 S27.9.1.)
「(浄化にて床についている方が、多くヌラのような物を上げております。乳房の上、鳩尾、腕の下に大きいのは指先大、小さいのは小豆大のコチコチした物があります)
押すと痛いですか。
(あまり痛みません)
熱はありますか。
(ありません。偶に38、9度くらいになる程度。食欲は茶碗半分くらいにて体力は弱っております。浄霊は一日二、三回、変化なし。中略)
薬毒はどのくらいはいってますか。
(相当にはいっております。新しいマイシンなどの薬は入れて居りませんが、サルバルサンを十五本くらいしているそうで、あとは葡萄糖に栄養剤くらいでござます)
あとはと言うが、それが悪いのです。あなたは何でもなく思うでしょうが、葡萄糖などは悪いのです。これはまず駄目です。一旦良くなったのですか。
(或る程度良くなったような状態でしたが・・・)
難かしいです。(中略)」 (「御垂示録21号」 S28.6.1.)
「問:(43歳の婦人、右乳にソラ豆大の固結があり、医師から乳癌と診断。現在外には異状なく健康ですが、医療を受けていない場合全快可能でしょうか。)
答:医療を受けなければ治る。」 (「講話集補」 S24.9.13.)
「問:(本年六月頃より右乳房にしこりが出来、数人の医師に見せました処、皆乳癌との診断。八月末より毎日御浄霊を、十月初旬しばらく乳から黒い血が出た外、余り変化はございません。現在こりは直径三、四糎程あり、圧しても痛みはなく、腋下に多少痛みがある外、身体は強壮ですが、周囲の人に「今のうちなら手術すれば助かる」と盛んにすすめられ、迷って居ります。この癌は御救い頂けましょうか。)
答:癌は滅多になく、大抵誤診が多い。浄霊者に力がないと効果のない事がある。押して痛むなら癌でない。癌なら顔色悪く、血の気がなくなる。ガサガサする。痩せ方も非常に早い。」
(「講話集補」 S24.11.13.)
「問:(36歳の婦人、本年三月乳癌になり、六ケ月間凡ゆる医療を加へましたが益々悪化して大きくなり、八月より浄霊致して居りますが、七日目に化膿して、五日目頃より膿汁が出て参り、十月中旬頃より非常に痛み出し、恰も釘抜きにてはさみ取られる様に痛み、又、右脇も痛みます。)
答: 癌ではない。癌には膿はない。普通のおデキである。膿が出る位なら必ず治る、お乳の裏をよくする。」
(「講話集補」 S24.11.8.)
「問:(52歳の信徒女子、十年前より「ロイマチス」のため手足の関節は固結、両手共少し曲って足も不自由。昨年二月入信、御浄霊を受け始め毎日御浄化を戴き、目脂、涙、鼻汁等、排泄が続くに従い、手足も大変楽にして頂き、毎日家事に働いて居ります。
四、五年前、風邪の時右乳の上部に小さい固結が出来、無痛でありましたが、何時とはなしに其の固結は大きくなり、一ケ月程前から急に痛み出し、御浄霊二回で取れましたが、次第に大きくなり現在拳大と成り、下方に下って来ました。指頭で圧しますと固結の上方が少し痛みます。又、夜分等時々中心がチクチク痛む事があります。右の固結について御教示を・・・)
答:まだ腫れる。結構だ。そして赤くなり、孔が開き膿が出て治る。此為に関節もよくなるかもしれない。固まっているから手間はかかる。」 (「講話集補」 S25.5.8.)
「問:(以前は総て病気の時はお禁厭で治して居りましたが、今年妻が乳を腫らかし、いつも月に一回位腫れては痛み其の都度御浄霊で治りましたが、此の度は一週間も痛み続け、とうとう御光様に御許しを念じ、昔のお禁厭をした処治りました。)
答:一時固めるだけだ。これがいけない。固まった奥の方のが一ぺんに出る。ウンと腫れて、孔があいて、膿が出て治る。発熱、食欲減り、衰弱する。之は仕方ない。」(「講話集補」 S25.2.3.)
「問:(24歳、三月初旬より左乳房にしこりが出来、段々大きく腫れ、四月一日最初の口が開け、其の後数個の口が開き現在膿が漏出し微熱があります。膿は乳の香りがし、血液がまじって居ります。どこを浄霊すれば・・・)
答:わるい所を浄霊すればよい。手術で固めたものである。」
(「講話集補」
S25.4.6.)
「問:(55歳の女、乳癌にて手術。六日間電気治療を受けましたが、悪化し足腰が立たなくなりました。一ケ月以前より御浄霊で大変良くならして戴きましたが、引続き御浄霊を頂いて居れば良くなりますでしょうか。)
答:治る。手術したのは分らぬ。乳癌の手術は手へ来る。そして大抵生命はなくなる。膿の塊が小さい。腫れてくる。肝腎な腺を切ると手へ影響してひどい事になり、治らぬ。軽いと思う。」
(「講話集補」618 S24.7.28.)
「問:(56歳の時乳癌にて右乳房を切除、右鎖骨下にもぐりが出来、手術。以後再発を防ぐ為レントゲン治療。同年十月頃には両耳下両鎖骨左脇下等にぐりぐりが出来、レントゲン治療に通院、大分ぐりぐりも小さくなり入信後浄化を頂き、浄霊を続けて、一部の固結は小さくなりましたが一ケ月程前より喘息の浄化を頂き、此頃は便所も億劫になり、食欲なく、日に日に衰弱が加わり、自分に自信が持てなくなりましたので5日程前(5月20日)医師の診察を乞ひました処、癌の毒素が内部(肺)に入り込んだとの事でした。尚、胸部及び乳下等、腫れて指先にて押せば深く引込む仕末です。尿はかなり出てます。治りますでせうか。)
答:医学の被害者である。乳房を切り除ったのが原因である。放っておけば治ったのである。毒素は少くとも傷をつけると集溜しないものである。それが他へ移行し始めた。レントゲンはやはり固める。その結果方々へ分散した。小さくなったのは固めたからで、大きくなるのが本当である。浄霊したのが溶けて来た。毒素が皮膚から出れぬ為肺から出ようとする。その毒が濃い為肺へ行かず喘息となった。之は癌ではない毒素である。
手術さえしなければよかった。治るには治るが衰弱に気をつけなければいけない。急所外れをやっている。平均浄化が発るから、苦痛の局所をやり、之から腫れようとする個所をよくやる。レンケドンで固めたのは治り難い。」 (「講話集補」 S25.5.27.)
「問:(65歳の女、乳癌にて手術、一年程は元気でしたが傷口の周りに皮膚癌の様なものが。入信後、毎日御浄霊を戴いて居りますが右胸一面に瘤が次第に増しデコボコと丘の様になり、右側一面にくずれ出し、膿が出て、少しは瘤も低くはなりましたが右手は少しづつ太くなり、普通の三倍以上に。乳の裏に当る背にもボツボツ瘤が出来て居り、左の、良いと思っていた乳まで段々大きくなり、今では時々乳首のあたりより膿が出て居ります。
此のため三月末より手が痛くてほとんど横になれず座ったまま。四、五日前よりはいよいよ息の出来なくなる事があり、少しは脈搏も乱れ、食事も軽く一杯戴く有様で、左手までが少し腫れ出しましたが、左乳が少し小さくなったので左手に下って来た為かと思って居ります。御浄霊を戴き始めてからは全然医療を離れ、おすがりして居ります。右手、左手の腫れ、左の乳の御浄化はどの部分を特に御浄霊をすれば宜しう御座居ますか)
答:乳癌を手術すると大抵は腕が太くなるものである。何か筋をとるものと思ふ。凸凹になり、膿が出るのはよい。霊力が足りないと痛む。強ければ痛まずに治る。痛い所をやればよい。なるだけ遠くを狙って浄霊する。よけいやる程よい。」
(「講話集補」 S24.5.15.)
《浄霊》
頭、乳房周辺(痛い所、しこりのある所)、腋の下淋巴腺部、
背面部(乳の裏)