H-① 腎臓病 ①-5,慢性腎炎(慢性腎臓病)
「症状は浮腫、精力減退、倦怠感、肩の凝り、腰痛、足の重い等である。原因は腎臓部に毒素溜結し、腎臓が圧縮される為である。
すべて腎臓病は、医学上では、尿中の蛋白によって診定するのであるが、尿中に蛋白のない腎臓病があって、寧ろ此方が有蛋白より多いのである。此蛋白とは、如何なるもので、如何にして尿中に排泄せらるるやといふに、腎臓の外部に固結せる膿結が微熱によって溶解し、腎臓内に浸潤して尿に混入するのである。
故に、有蛋白の尿を排泄する患者の腎臓部に触指すれば、必ず微熱を感ずるのである。然し、無蛋白の場合は腎臓部は無熱である。然し、其部を指頭で探れば固結あり、それを圧せば痛みを感ずるのである。故に、蛋白とは尿の溶解せるものなれば、蛋白が排泄さるるだけは治癒しつつあるのである。
従而、運動をする時蛋白が殖えるのは、浄化作用が旺盛になるからである。それに引換へ無蛋白は、浄化作用が発生し得ない弱体者であるから治癒し難いので、斯ういふ患者は大いに運動して浄化作用を起せば治癒するのである。
医療に於ては、安静と牛乳療法と無塩療法を多く推奨するが、安静も牛乳も衰弱を増さしめ無塩療法に於ては、著しく衰弱を増すので、浄化作用が停止される。従而、蛋白が減少するから治癒する如くみえるけれども、実際は反対に治癒しないやうにする方法である。」 (「慢性腎臓病」医試 S14.)
「慢性腎臓病の症状は、人も知る如く尿と共に蛋白の排泄及び浮腫、腰痛、疲労感等である。そうして浮腫のある場合、尿量は減ずるのである。医家は蛋白の排泄ある程、病気昂進と解釈し、蛋白を無からしめようとして、塩分摂取の禁止をなし、又は牛乳の多量飲用を慂め、薬剤としては利尿剤を用ふるのであるが、之等の方法は悉く誤謬であって、私の発見による原理を次に述べてみよう。」
(「腎臓及び糖尿病」明医二 S17.9.28)
「(中略)慢性は、医療では治癒に時日を要するよりも殆んど不治とされてゐるが、本医術によれば完全に全治する。又慢性は浮腫が特色で原因は既記の如く腎臓萎縮による余剰尿の滞溜である。そうして医学は腎臓病と断定するには尿中の蛋白に因るので、蛋白を非常に恐れるが之は甚しい誤謬である。
何となれば蛋白とは、腎臓周囲に固結せる余剰尿が浄化溶解し、尿に混入して排泄せらるるからである。医学は蛋白を滅失すべく、牛乳飲用或は安静を奨めるが、勿論之は両者によって衰弱を促し、浄化停止を計らうとするので、之によって蛋白が減少するから効果ありと思ふのである。又此病気に対しよく利尿剤を用ひるが之も一時的で連続するに従ひ逆効果を招き、慢性の原因となる。(中略)」
(「腎臓及び糖尿病」天 S22.2.5)
《浄霊》
肩、背面及び側面腎臓、尿道から膀胱、