C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

C-② 心臓病の原因
「(中略)世間一番誤られ易いのは、喘息と心臓病であります。御承知の通り、喘息の原因は、横隔膜下に水膿が溜る。それが肺の下部を圧迫し、それが又心臓を圧迫する。それの為、動悸や息切がする此症状を心臓がわるいと診られ易いんであります。」 

 

              (「下巻(三)」療講  S11.7.)



「(中略)医療は、湿布、氷冷、服薬、注射等を行ふ為に滞溜せる喀痰は、肺臓内に凝結するのである。此凝結作用によって呼吸困難が起るのである。何となれば、元来肺臓は必要なる一定量の空気を吸収すべきものなるに、滞溜喀痰の容積だけは肺の量が縮小される訳であるからである。

 

例へば、十吸ふべき空気量を三だけ減小されるから七だけしか吸収出来ない。従而、呼吸の回数を多くしなければ、必要の空気量が得られないのである。それが呼吸困難の原因である。であるから、此呼吸困難が持続する為、心臓が衰弱する為死に到るのである。」 

 

                   (「肺炎」医試S14.)



「(中略)肋間神経の膿はとけて肺の外に溜る。又この膿がとけて心臓、肺などを圧迫する事あり。よく心臓といふのをみると肋間が多い。脈が正確ならば心臓はわるくない。心臓に異常なくて脈が結滞する人あり、不正は殆んど心臓。」  

 

             (「特別講習会御講話」S15.11.9.)



「(中略)次は心臓病であるが、此原因は至極簡単である。即ち心臓近接部に毒素溜結し、圧迫の為脈膊不正、心悸昂進と共に、肺も圧迫されるから呼吸逼迫する之が普通の弁膜症であるが、此重いのが彼の狭心症であって、之は心臓の周囲全体に毒素溜結し、全体的に固るべく収縮するので、心臓は強圧の為、激烈な痛みと非常な呼吸困難を来すので、生命も危くなるのである。

 

之等も浄霊によれば割合簡単に治るが、右は普通の狭心症であって、之と似て非なるものに心臓神経衰弱というのがある。之は突発的で命も危いかと思う程の苦痛が、数分乃至数十分でケロリとして了ふ。之は心臓病で死んだ霊の憑依であるから、之は霊的病の項目に譲る事とする。」     (「胃病と心臓病」医革  S28.)



《浄霊》 肩、心臓の裏及び周囲、肺の外部(肋間)、

 

     腎臓、股間部