B-⑤ 顔面疾患 ⑤-7,その他
〔ニ キ ビ(顔に出来る腫物)〕
「膏薬又は湿布薬であるが、之も不可である。(中略)中年の男子、顔面に点々としてニキビより稍々大きい発疹が出来、十数年に渉って種々の療法を施すも治癒しないとの事である。それは最初普通のニキビを治そうとして種々の薬剤を塗布したが、それが浸潤してニキビが増大、頑固性となったもので、之は二三ヶ月にして全治した。」 (「既存療法」天 S22.2.5.)
「(想はれニキビ)なんてありませんよ。(笑声)想はれたって出来ない人もありますからね。そしてニキビは然毒でもないですね。アブラですよ、一種の。ま、ホルモン過剰が本当かも知れない。(笑声)生理的なもんですからね、だから年寄りにはないでしょ。(笑声)ニキビによく薬や石鹸を使ひますが、これは両方ともいけませんよ。大体石鹸なんか使ふとキメが悪くなり、自然の美がなくなってしまふんですよ。
(では、何が宜しいので?)
何にも使はない事ですね。
(糠(ヌカ)なんか如何で?)
糠はいゝですよ。――石鹸なんか使はないと本当の美になるんですがね。だから昔の人、例へば小野小町なんか実に美人だったらうと思ふんですよ。(笑声)今の人は何や彼やで顔を荒しておいて、それで化粧してるんですからね、この点も全く愚かですよ。
(顔にアブラ気の多い人は何を使ふのが?)
やはり糠がいいですね。糠にはアブラを溶かす働きがあるんですよ。だから以前、私は漆を使ってた事があるんですが、漆ってのは手につくと石鹸で洗ってもとれないんですが、トボシ油でとるととれるんです。それからあとでトボシ油を糠で取ったもんですよ。
(髭を剃る時石鹸を使ふのは?)
髭の時はいゝですよ、あれは剃刀の刃の辷りをよくするんだから。
(湯で顔を洗ふとしわがよると申しますが・・・)
そんな事はありませんよ。」
(「御光話録15号」 S24.9,10.)
「(ニキビは・・・)
一種の油である。ホルモン過剰が本当であらう。薬をつけるとよけいひどくなる。石鹸もいけない。石鹸は皮膚が荒びてくる。油をとるのは糠が一番良い。」 (「講話集補」S24.9.13.)
〔ソバカス,シミ〕
「ソバカスは血の中の一つの毒素です。若い人に多く、老人になると少なくなります。」 (「会報」 S24.8.)
「ソバカスは人間の血の中の一番悪い塊が出るので、いつか消へる。ニキビのようなものである。」 (「講話集補」年代不詳.)
「シミの出るのは判る要もないが、血の中の二つの毒素が浮いてくる。そして皮膚へ固着して了ふ。血の毒素といふのが特殊の毒素で、新陳代謝が衰えて出来るものである。何故出来るか一寸分らぬ。判る要もないが大変意味がある。ソバカスとかニキビとかホクロがどうして出来るかといふようなものである。」
(「講話集補」年代不詳.)
「(中略)ソバカスは血のうちの或る毒で、年頃になると余計出る。」 (「講話集補」 S24.8.1.)
「よくシミが出ると長生きだというが、之は分らぬ。やはり血液中の一種の毒素が浮いて来て膠着するのであろう。何故に出来たかはちょっと分らぬ。又判る要もない。例えばホクロなど、出来た原因は判らぬが(ニキビも判らぬ)それにより苦痛があればその原因を知る要がある。」 (「講話集補」S23.12.3.)
「(ソバカスの様なものが両足よりお腹の所一面に・・・)
霊的か、毒血が皮膚へ表はれたものである。何か霊であらう。死ぬのもその為である。死霊であらう。龍神である。龍神にもいろんな種類があり、龍女に生まれたものは今度生まれると人間に生まれるので、早く死にたい。若い女など自殺するが、こんな理由もある。龍女は女に生まれても結婚は出来ぬので、早く死んで人間に生まれた方がいいのである。」 (「講話集補」 S24.5.2.)
「(中略)ソバカスの女は美人が多い。一種の毒素である。」
(「講話集補」 S24.5.2.)
〔そ の 他〕
「(正面を正視出来ず自然と顔が斜めに・・・)
頸の筋が完全に延びない。働かぬ。どちらかに塊があって筋を圧迫してる。気長にやれば治る。」 (「講話集補」 S24.2.10.)
「(頭や顔に出来ますハタケ、シラクモはどういふ訳で・・・)
これはやはり薬毒ですよ。薬毒が皮膚に出て来るんです。薬の性質によって、又その人の体質によって方々から出ますからね。薬毒が分泌して出て、それが乾燥して出来るんですね。そこの個所を浄霊すれば治りますよ。」 (「御光話録17号」 S24.5.15.)
「(御飯を食べると顔半面が汗をかきます・・・)
御飯を食べると運動する。すると顔の半分だけ毒があり、浄化が起る。頭がのぼせる。逆上するのも顔面毒の浄化である。」
(「講話集補」年代不詳)
「(ひどい赤面癖・・・)濁血が顔へ始終来ているのである。」
(「講話集補」年代不詳)