C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

B-⑤ 顔面疾患                                       ⑤-6,瘍 疔
「(中略)ヂフテリヤ、肺炎、丹毒(タンドク)、瘍疔(ヨウチョウ)等の注射も、好結果の実例はあまり聞かないのである。」

 

                (「注射」医書 S11.4.13.)




症状は顔面部を主とし、頭部背部等が重なるものである。之は患部は腫脹し、発熱、痛苦を伴ふものである。此病気の特異性は、初めは腫脹だけにて主点がないのである。自然療法によって必ず治癒するのであるが、医療は氷冷、塗布薬等によって、毒素の排除を停止せんとする為、盛んに集溜しつつある毒素は、方向を転じて深部に集溜する事になって、病気は増悪するのである。


又、手術によって毒素を排除する事もあるが、それは集溜した分だけは排除されるが、盛んに集溜しつつある後続膿は方向転換するから、つひに生命の危険さへ生ずるのである。」

 

                 (「瘍疔」医試  S14.)




「腫物には瘍疔(ヨウチョウ)は固より、普通の腫物、結核性、毒虫の為等種々あるが、何れも浄化作用であって、体内の不純物が毒血膿汁となって皮下に集溜し腫脹し、皮膚を破って排泄せられるのであるから、全く生理的自然作用ともいふべきで、放任しておけば順調に治癒するのである。


然し乍ら右の過程の多くは激痛を伴ふのみならず、瘍疔の如きは生命に関する程の危険ありと教育されてゐる為非常に恐怖を感じ、而もそれは手術によらざる限り治癒不可能とされてゐる関係上急ぎ医師に行く、医師は薬剤の塗布又は氷冷、湿布等にて散らさんとするが結局は、メスによって排膿の余儀なきに到るのが普通一般である。然るに手術の結果は薬毒等により意外な悪化を招く事があるのみか、手術の為の治癒遅延は免れ得ないのである。(中略)」

 

           (「腫物及び火傷、切傷」天 S22.2.5.)




《浄霊》 患部、