B-⑤ 顔面疾患
⑤-4,丹 毒
「之もよくある病気ですが、之は床屋へ行って、剃刀で傷つき、そこから黴菌が入って起るとされております。無論そういふ事もあるでせうし、そうでない事もあるでありませう。
やはり浄化作用の為「特殊の毒素」がそういふ機会によって誘発され、排除されるのであります。此病気は、最初顔が脹れる。ひどくなると身体の方まで脹れ、尚進むと睾丸まで脹れる事があります。又高熱の為衰弱するのであります。衰弱をしない内、本療法を行へば訳なく治ります。半身位迄脹れた時ならば五、六回、顔だけが脹れた程度なら二、三回位で治ります。」
(「丹毒」療講
S11.7.)
「此病気は最初発熱と共に顔面に腫物を生じ漸次拡大して、軽症は一局部なれど、重症は全身的に及ぶものさへある。
原因は、猩紅熱と同じく、遺伝による毒素の急激な浄化作用であって、自然療法によって全治するのである。此際氷冷其他の療法によって、浄化作用を停止せんとする時は生命の危険を来すのである。」 (「丹毒」医試 S14.)
「(生来の唖(六歳)・・・)
丹毒の毒が、頭を冷したか何かで固まっている。耳を中心にし、頬から前頭の横、淋巴腺を浄霊すれば治る。」
(「講話集補」年代不詳.)
《浄霊》 患部(腫れている個所)、患部が頭であれば前頭の横、
耳、淋巴腺等