B-③ 耳 病
③-2,耳 鳴 り
「耳鳴は、中耳即ち鼓膜の裏へ始終毒素が滲み出てゐる。それが浄化されよふとする。その浄化作用の微音が耳鳴であります。それが外へ出たのが耳糞になるのであります。
之を治療する場合は、耳を中心にその周りを浄化すると共に、耳下腺の上部即ち耳の付根から頭全体をするのであります。非常に速く治るのと、日数のかかるのとあります。日数のかかるのは実験上薬剤中毒が多いやうであります。治療は、軽症で二、三週間-重症二、三ケ月位であります。」 (「耳病」療講 S11.7.)
「耳鳴は、耳下腺の膿が少しづつ出る。脳中の毒素。」
(特別講習会御講話 S15.11.9)
「(中略)耳鳴は医学上原因不明で、治療の方法は無いとされてゐるが、本療法では、如何なる耳鳴も必ず治癒したのである。そうして、原因としては、内耳又は内耳に近い頭脳部、顳(コメカミ)部及び延髄部、耳下腺等に毒素溜結し、それが緩慢な浄化作用によって溶解する。その音響がひびくのである。
そうして耳下腺部に於ける毒素溜結が最も多く、殊に面白いのは延髄部の原因も多いので、一見、耳に関係のないと思ふ局所であるが、そこを治療するに於て能く治癒するものであるが、患者も施術者も意外に思ふ事がある。然し乍ら、耳鳴は放任しておけば大抵は治癒するものであるが、但だ長年月かかるので、患者は煩悶し迷って種々の療法を試みるが、殆んど効果はないやうである。」
(「耳鼻疾患」明医二 S17.9.28)
「(中略)耳鳴は医学上原因不明で治療の方法は無いとされてゐる。真因としては曩に説いた如く、内耳近接部の頭脳、顳〓(コメカミ)部、延髄部、耳下腺等に溜結せる毒素の緩慢な浄化に因る溶解の為のその響きである。そうして最も多いのは、内耳に近接せる耳下腺末端部の毒結である。」 (「耳鼻咽喉疾患」天 S22.2.5)
「(中略)耳鳴の殆んどは延髄部の浄化である。」
(「結核附随病」結信 S27.12.1.)
「之も多い症状であるが、医学ではどうする事も出来ない。併し別段命に関はる程の病気ではないから、大抵放って置くが割合辛いものである。此原因もヤハリ延髄部の固結で、之が不断の微弱な浄化によって、溶ける其音が耳に響くのであるから、之も其部の固結を溶解すれば液体となって、毒素は嚏によるか又は自然に鼻汁となって出て快くなるのである。稀には耳下腺附近に固結が出来、其浄化の為もある。」 (「耳鳴」文創 S27.)
「(中略)それから耳鳴りはみんな知っているでしょうが、延髄をやればきっと良くなります。耳の方は目とは違って、右の方なら右の方で良いのです。耳鳴りの人は随分ありますが、耳鳴りをなおすのは訳ありません。延髄の固まりさえ取れば必ずなおります。(中略)」 (「御教集21号」 S28.4.5)
「(中略)それから耳では、耳鳴りというのは多いですが、耳鳴りは此処(延髄、頸筋)に必ず固まりがあります。(中略)」
(「御教集24号」 S28.7.17)
「(二十数年間頭重、右顔面が何時も微動し、耳鳴りが起ります・・・)
肩、腕、頭全体等である。」 (「講話集補」S24.4.7.)
「(中耳炎の手術後、耳鳴り・・・)
耳鳴りは耳下腺の固結。後、延髄部(耳の後ろから)に、又は頸部。右の三ケ所にある。」 (「講話集補」S24.5.4.)
「(右方の耳鳴り、その上右手人差指がペンを持ちますと麻痺を起します・・・)
耳鳴りの元は延髄で、そこをやれば治る。耳を中心に塊を浄霊すれば治る。ペンの震えるのは腕に打った注射の為で、その部をすれば治る。」 (「講話集補」S25.5.8.)
「(耳鳴りの男子、祖父は耳鳴りがもとで神憑的精神病で死亡、又、父親は現在耳鳴りの為耳が遠くなって居ります・・・)
見当違ひではないか。(頭脳内にあり)又、耳の罪であらう。悪い事を聞かす、即ち邪教の宣伝などそれである。」
(「講話集補」S25.2.12.)
《浄霊》 1、延髄部、、2、耳下腺(耳の付根)、
3、耳の周囲(内耳近接部)、顳(コメカミ)部、頭部、頸部