C-⑧ 心臓性神経衰弱

 

B-③ 耳 病                                        ③-1,中  耳  炎
「(中略)扁桃腺肥大によって、膿の唯一の排除口が閉止される結果、淋巴腺へ集溜した膿は、止むを得ず反対の方向へ排泄口を求めるのである。夫は中耳であって即ち中耳炎である。扁桃腺炎より中耳炎の方が如何に重症であるかは、誰もが知ってゐる通りである。


近来中耳炎患者が激増した原因はこれである。そうして中耳炎の治療としては、鼓膜を破るか、耳後部を穿孔するかであるから、其結果は一種の不具者となるのである。」

 

              (「愚昧なる医学」 S11.2.25.)




中耳炎、此病は、淋巴腺耳下腺附近に滞溜した水膿が、浄化作用に由って耳から排泄されよふとする痛みの為であります。故に痛みは膿の排除の為の穿孔作用であり、熱は其膿の溶解作用であります。


 それから中耳炎が発病して膿が盛んに中耳へ向って流動してゐる時氷冷をすると、膿は中耳へ進めなくなり、方向転換して小脳へ侵入する。之が脳膜炎であります。ですから、中耳炎をやってる内に脳膜炎を起すのは、全く前述の訳であります。(中略)中耳炎は本療法によれば発病時なれば一、二回、日数経過のもので一週間位で全治するのであります。」     (「耳病」療講 S11.7.)




「(中略)扁桃腺を固結させるか、又は除去した場合、淋巴腺集溜毒素は出口を他に求めるの止むなきに至る。それは、反対の方向に流進して排泄されようとする。即ち耳下腺を通って中耳に到り、鼓膜を破って排泄されようとするのである。其際、高熱によって液体化した毒素は耳骨を穿孔しようとする。その痛みと発熱を中耳炎といふのである。(中略)」

 

      (「扁桃腺炎、盲腸炎、手術」明医二 S17.9.28.)




「(中略)又扁桃腺除去は他に悪影響を及ぼすのである。それは淋巴腺附近の集溜毒素が排泄されんとしても、出口である扁桃腺がない為、反対の方向-即ち中耳に向って移行し、耳骨に穿孔、激痛高熱が発生する、それが中耳炎である。


中耳炎発病の場合、液体膿が多量なる時は、中耳から頭脳にまで移行する。それが中耳炎と脳膜炎の合併症であって、之は生命に危険を及ぼすのである。之によって是を見れば、医学の誤療は最初扁桃腺炎といふ軽病から中耳炎に発展させ、終に脳膜炎にまで進行させ生命を迄危くするのである。」

 

        (「扁桃腺炎及び盲腸炎の手術」天 S22.2.5.)




「又中耳炎は耳下腺及び淋巴腺附近の毒結が高熱により溶解穿骨し、一旦中耳に入り、鼓膜を破って排泄されるそれらの痛みであるから、之等も二、三日そのままにしておけば、順調に治癒されるのである。(中略)」   (「腎臓病と其他の病」文創 S27.)




「(中略)最も多いのが中耳炎であらう。之は淋巴腺附近に固結せる毒素が浄化で溶け、耳から出やうとする為で、激痛は骨に穴の穿く為であるから、之も放っておけば穴が開き、排膿して治ると共に、穴も自然に塞がるのである。(中略)」

 

             (「眼、耳、鼻、口」医革  S28.)




「中耳炎という病気も割合多い病気で、医者は直に手術をするが、之も全快までに相当の日数を要し、費用も苦痛も馬鹿にならないのは誰も知る通りである。而も中には慢性となり、何年もかかる処か、運の悪い人は聾耳になり、一生不具となる例もあり恐れられるのである。(中略)


そうして中耳炎は、耳下腺に固った薬毒の浄化作用であるから、最も軽い病気で、放っておいても治るに決ってゐるが、医学の幼稚の為、折角溶けかかった膿を固めるので、止むなく手術という事になるのであるから、善意の罪悪といってもよかろう。」

 

                (「中耳炎」医革附 S28.)




「(中略)又中耳炎もその部に麻疹の毒が集り排除されようとする苦痛であるから、これも二、三日で治り、少しも心配は要らないのである。処がこの病気も浄霊によれば、発病から二、三日で峠を越し、快復に向うのである。」

 

          (「麻疹なんか何でもない」 S28.4.22.)




「慢性中耳-耳垂-無痛-(耳裏治療)」

 

                  (御講話 未  年月不詳)




「(中略)この浄霊をすると毒素は減りますよ。面白いのは先に耳から膿が出る人をやった事があって、それは中耳炎の患者でしたがね。最初は黄色い膿が出てたんですが、浄霊する中にだんだん白くなり、透明の水の様になりましたよ。あれで見ても毒素が減るって事がよく判りますね。浄霊すると濃い毒素も薄くなるから、そこで痛みがなくなるんですよ。毒素が熱によって溶けてどっかから出ようとして腫れるんですが、その時毒素が神経を圧して刺戟するから痛いんで、膿が薄くなると圧す力がなくなって痛みがとれるんですよ。」           (「御光話録18号」 S24,25.)




「(中略)それで熱も、額の中から来る熱淋巴腺から影響される熱と二つあります。中からの熱は、触ってみると芯(シン)から熱があるようにみえます。それから淋巴腺から影響する熱は、芯に熱がなく、どこか浅い感じがします。熱に力がないような感じがしますから分ります。そういう気持で、熟練すればなお結構ですが、普通でも大体分ります。(中略)それから淋巴腺に熱の無い人はないくらいなものです。中耳炎は無論この毒が溶けたものです。」

 

                (「御教集22号」 S28.5.5.)




「(中略)それから中耳炎をやった人で聞こえが悪いというのは耳下腺です。これが中耳炎の筋ですから、こういう所に固まりが残ってますから、それを溶かせばよいのです。(中略)」

 

               (「御教集24号」  S28.7.17)




《浄霊》 淋巴腺、耳下腺附近、耳裏、肩、