⑧-2,舞台と楽屋
「(中略)そういうようなわけで、病気の原因というものは大抵その部分の原因という事はありません。ただオデキや何かはその場所ですが、他の内臓の病気というものは、原因は病気の現われた所ではないのです。これは何でもそうですが、元があるのです。丁度芝居みたいなもので、舞台にいろんなものが出るということは、原因は楽屋にあるのです。楽屋で準備して、そうして舞台においてよい芝居とか悪い芝居ということになるのです。ですからそこの楽屋を見つけて、其処をやるのです。それは大体決まっているのです。ただ肺だけは何処からでも一旦肺にはいって行くのです。頭でも手でも足でも、何処の固まりでも溶ければ一旦肺にはいって痰になって出るのです。(中略)」

 

               (「御教集24号」  S28. 7.16)



「(中略)つまり楽屋と舞台があります。病気は舞台の方で、原因は楽屋の方です。それで楽屋の方をやっつけなければ根本的には治らないわけです。(中略)」 (「御教集24号」  S28.7.17)